令和7年8月8日
壽崎育英財団奨学生の皆様へ
理事長  米澤 房朝
 

毎日うだるような暑さが続いておりますが、体調は崩されていませんでしょうか。
4月から6月までの報告を皆様よりいただいております。拝見させていただいた中から、何度かに分けて掲載させていただきます。(挨拶文等は省略しております。ご了承下さいませ)では、




学業について
現在、国際経営学部のセメスター目で、専攻にとって大切な授業をたくさん受けています。授業や課題にしっかり取り組んでおり、レポートではいつも9点か10点を取ることができています。グループプロジェクトでも、1年生の時よりもっと積極的に参加できています。
1年生のときはホテルのアルバイトがあり、全てのミーティングに出られないこともありました。でも今は、奨学金のおかげでアルバイトの時間を減らすことができ、グループのメンバーともっとコミュニケーションがとれるようになりました。最近のグループ活動では、みんなでごはん会をして、お互いの話や考えをシェアすることもできました。また、そのグループの友達を通じて、自分の興味のある分野で働いている先輩ともつながることができ、将来のことを考えるよいきっかけになりました。
日本語の授業では、今は中級クラスで勉強しています。漢字や文法は難しいですが、がんばって勉強していて、最近のテストでは満点を取ることができました。国についてのプレゼンテーションのスピーキングテストでは、22点中21.5点で、クラスで一番高い点数をもらいました。とても自信になりました。もうすぐ期末テストがあるので、もっとがんばってよい成績をキープしたいです。
また、今学期からAPUの言語学習センター(SALC)の日本語読書クラブにも参加しています。自分のレベルに合った短い本やお話を読んで、感じたことをシェアしています。語彙力や読むスピードも上がっていて、とても楽しいです。前のセメスターではアルバイトと時間がかぶって参加できませんでしたが、今は参加できてうれしいです。
課外活動について
勉強だけでなく、課外活動にも参加できるようになりました。今学期はAPU手話クラブに入りました。前のセメスターでは、水曜日にいつもバイトがあって、サークル活動に参加できませんでした。でも、奨学金のおかげでシフトを調節して、水曜日に活動できるようになりました。今は、あいさつや自己紹介など、日本手話の基本を楽しく学んでいます。さらに、6月の終わりに行われる「ミャンマーウイーク」に向けて、デコレーションチームのも参加しています。自分の文化を表現する楽しい機会になっています。奨学金がなければ、勉強と生活のことでいっぱいで、こういった活動に安心して参加することはできなかったと思います。今は大学生活をより充実して過ごせており、将来のためにも良い経験ができています。
家族や友人について
ミャンマーの家族も元気で、私が奨学金をいただいたことをとても喜んでいます。今のミャンマーでは政治や経済の状況が不安定で。物価も上がっています。私の町は安全ですが、ビジネスにも影響が出ています。奨学金のおかげで、両親の経済的な負担を少しでも減らすことができ、本当に感謝しています。
大学では、友人やクラスメート、先生、アルバイトの先輩達とも良い関係があり、毎日楽しく学んでいます。いろいろな人とつながりながら、日本文化のもふれ、自分の世界を広げています。
さいごに
壽崎奨学金をいただいたことで、経済的な不安が少なくなり。今までできなかったことにも挑戦できるようになりました。勉強も課外活動もがんばることができ、自分を成長させるチャンスをいただいたと感じています。心から感謝しています。
これからもがんばっていきますので、どうぞよろしくお願いします。

学業や課外活動と、いきいきと取り組んでいらっしゃる様子がすごく伝わりました。奨学金によって、学業の幅が広がり学びの役に立てているようで、うれしい報告でした。ありがとうございました。



◯近況報告といたしましては、課題に追われる日々を送っております。一つ目は化粧品のパッケージデザイン、ポスターや箱、紙袋などブランド名やコンセプトなど一から考え制作しています。初めに作ったものが、寸法を間違ってしまい、また一から作ったり、ポスターデザインがうまくいかなかったりなど二年次になり、さらに自分の課題点が見つかりました。今回は「初心者でも魔法少女のように夜空でも輝く存在に」というコンセプトテーマをもたせ制作しております。星や月、リボンなどシックさもあるが、ポップで可愛さもあるデザインを目指し、制作しています。
二つ目は「地産デザイン」私は地元である宮崎県西都市のイベント、グッズを考え、企画制作しています。私の地元は、古墳、はにわ、自然が綺麗なのでそこを前面に押し出していけるように企画を考えています。そして埴輪などの歴史的な物を展示している博物館があるので、博物館のキャラクターやイベントを企画しております。また、この課題でもポスターやツール展開などの資料を一から作っていかなければいけないので難しいです。初めはグッズのデザインのみを考えていたのですが、そこに実際に足を運んでいただくにはインパクトが足りないと思い、その方向で制作を進めております。あと数回で今期の授業は終わってしまうので、休みの日でも気を引き締めて良い物を制作していこうと思います。三つ目は「ZINE」の制作です。私は好きな人をまとめたものを制作しようと思い今制作中です。十ページ以上制作しなければいけないので、他の課題もあるのでうまく計画を立てて制作していきたいと思います。また、印刷も自分で行うので、紙も実際に買ってみて、試しに印刷して試行錯誤しております。同人誌やイラスト本とは違い、アート性のあるものを制作しなければいけないので、ファッション誌などを参考にしようと考えております。二年次のなり、課題に追われていますが、同時に就職活動もしなければいけないので、精神的にも肉体的にも辛い時期が続きますが、頑張りたいと思います。

日々課題に追われ、試行錯誤しながらも懸命に取り組まれている様子が浮かんできました。短大は2年で卒業なので、ここ一年が勝負です。息つく暇も無いでしょうが、体調にも気をつけながら励んでください。ありがとうございました。



◯4月は専攻科に進学してから初めての講義が始まり、短大生のときに受けていた講義と比べ、内容も難しくなりました。しかしながら自身の研究内容に活かせる部分も多くなり、研究の幅が広がったように感じます。また4月23日から24日にかけて日彫展を観るために東京へ行きました。日彫展では尊敬する先生方の作品を観ることができ、作品の構成から着色、作品を設置する台にいたるまで多くの学びが得られました。作品を制作している段階で見えてくるものと、実際に美術館で展示して見えてくるものと違いがあり、やはり彫刻は奥が深い世界であると実感しました。そして東京に住む兄と久しぶりに会うことができ、東京のお寿司を食べて、楽しい時間を過ごしました。今回の東京遠征も大変充実したものになりました。次に4月の上旬まで大分県立美術館で行われた、ザ・キャビンカンパニーさんの「童堂賛歌」を観覧しました。ザ・キャビンカンパニーさんは2人組の大分出身絵本作家です。私はこの展示会で嬉しいことにこの方々を初めて知ることができ、作品を見ることができました。というのも展示室に足を踏み入れたときの衝撃が凄まじく、一度見たら忘れられない作家方だと思ったからです。私がこの方々の作品で特に印象に残った言葉があります。それは「ならばの脱皮」世界です。これは「〜ならば」という先入観や固定概念をすて去り、まっしろになる、という意味が込められている文章の題です。私も一人の表現者として「〜でなければならない」という意識にとらわれていた時期がありました。今でもその残りを都度感じて、まっしろになりきれませんが、この言葉を思い出しては、日々救われています。展示室の閉館ギリギリまで「ここに居たい」と思う程素晴らしい展示でした。
5月は日々の制作と講義とアルバイトに追われ慌ただしい毎日でした。制作の面では、等身大の女性の制作に取りかかりました。まだ荒付けの段階から構成の点でつまずきつつも、ヌードモデルさんのポーズを参考にしたり、先生のアドバイスを取り入れたりしながら進めていきました。特に自分からは見えない部分である背中や腰の部分などは苦戦しましたが、根気強く、作品と向き合いつづけました。今も制作は続いているので、夏期休暇の前後を目安にまとめていこうと考えています。そして5月24日に北九州で行われている木下大サーカスを見に行きました。サーカスというものを見たことがなく、どのようなものなのかワクワクしながら向かいました。その日はあいにく大雨でしたが、逆にテントに入るときの異世界観の助長に繋がったと思います。サーカス自体は常に驚きの連続で演者の方々が同じ人とは思えない程、人間離れしたパフォーマンスをされていました。動物(ライオン、ポニー、象)などによる曲芸や、空中ブランコ、ジャグリングなど様々の演目があり、テント中に居るお客さんが一体となって楽しんでいるような感覚になりました。演者の内には海外から来られている方が多く在籍しており、日本に来て、サーカスの演者としてパフォーマンスしていることの大変さを想像すると、私も頑張ろうという気持ちになりました。本当に一生の思い出になるサーカスでした。
最後に6月は、5月と同じように制作と講義とアルバイトをしながら日々を過ごしていました。6月の11日は別府で行われたクロッキー会に参加しました。短大時代の同期が主催したクロッキー会で、陶芸の先生が運営しているカフェで行われました。会には高校生からおじいさんまで参加していて、会の最後にあった交流タイムで様々な世代の方々とお話をすることができました。クロッキー自体久しぶりに行ったので、交流を通じて学びを得ることができました。会に参加された方の一人に割りばしと墨で描かれている方がいらっしゃってそのスタイルに惹かれたので、7月のクロッキー会には私も同じスタイルで描いてみようと思います。また制作の面では“乾漆”に新しく挑戦してみようとしているところです。乾漆は奈良時代に唐から伝来した漆工技術で、長い歴史のある技法です。少し材料費はかかりますが、時間のとれる学生時代に勉強をしていた方が良いと考え、挑戦を決意しました。これから夏になるにつれて気温も上がりますが、体調に気を付けて研究を頑張っていこうと思います。

4月から6月のそれぞれの近況を詳しくご報告いただきました。常にいろいろなところから影響をうけ、感じたことをお話くださっています。また、これかた新たな挑戦もはじめるとのことでした。次回の報告も楽しみです。ありがとうございました。



◯5月には在宅看護学(訪問看護ステーション)および地域看護実習に参加しました。病院とは異なる現場、特に近年注目されている在宅での看護職の役割を学び、地域で暮らすための支援センターでの実習では、予防の重要性や支援者の支援(例:子育てサロンを運営している主任児童委員の支援)など、支援する対象について考える機会を得ました。これらの経験は、今後の人生において有意義な視点になると感じています。6月30日に看護学生としての最後の実習である総合看護実習を終えました。以前のお手紙でお伝えしたとおり、産婦人科医院での実習となり、1日目に経腟分娩、2日目には帝王切開に立ち会わせていただきました。どちらの場面でも産婦さんの手を握らせていただき、出産という大きな瞬間に関わることができました。最も大変なはずの産婦さんが「強く握っているが大丈夫か」と私の手を心配してくださったり、内臓等を直視する状況を気遣ってくださったりと、母としての強さと優しさを感じました。母性看護学実習を含め、複数の産婦人科医院での実習を通して、実習先ごとの特色を感じることができ、自分がどのような場で働くかという視点も自然と持つことができました。この実習も5月の実習と同様に貴重な学びであり、非常に有機着な機会だったと感じています。奨学金を給付いただけるということで、アルバイトができず収入がなくなり、交通費をはじめとした出費が多い中、実習に専念することができました。心より感謝しております。
今後は国家試験の勉強や卒業研究が中心となってまいります。また9月には養護教諭一種免許取得のための最後の実習も控えており、現在はその準備として保健指導や保健だよりの作成に取り組んでいる段階です。忙しい日々が続きますが、一つ一つを丁寧に取り組んでまいります。

最期の実習を終えられ、いよいよ国家試験への取り組みが始まるとのこと。さらに忙しい日々が続くようです。奨学金を受けることにより、より勉強に集中できることが一番の願いです。残りの日々後悔のないようお過ごしください。ありがとうございました。



最後に、近況報告を送付いただいていますが、切手代が足りない方がいらっしゃいます。再度確認の上送付くださいますようお願いいたします。

トップページ
寿崎育英財団とは
理事長挨拶
募集要項
お問い合わせ
寿崎育英財団各県案内
壽崎肇・私を語る
 商業界

 寿屋OB会

 ロータリー

米澤房朝
 「生きる。活かす。」


 理事長からの
 メッセージ


寿崎育英財団
住所 熊本市中央区水前寺6-1-38
TEL/FAX 096-340-8520

Copyright(C)2016 寿崎育英財団 All rights reserved.