平成23年3月3日
(財)寿崎育英財団奨学生の皆さんへ
(財)寿崎育英財団理事長
寿崎 肇

(財)寿崎育英財団の奨学生の皆さんに今回は私からの近況報告をいたします。
それはロータリーの報告が主になります。

2月16日大分で行われました国際ロータリー第2720地区(大分県と熊本県の地区)のガバナー諮問委員会がありました。主にガバナーエレクトの報告でした。2011−12年度の本田光曠ガバナーエレクトは1月15日早朝熊本を出発し、米国カリフォルニア州サンディエゴで行われた、ガバナーエレクトの国際協議会に出席したお話でした。国際ロータリー(RI)会長エレクトはインドのご出身で、カルヤン・バネルジーとおっしゃる方です。RIでは毎年会長がRI会長テーマを毎年示されます。本田ガバナーの年度は「こころの中を見つめよう・博愛を広げるために」です。仏教国インドご出身のテーマだと思いました。3月19日に行われます各ロータリークラブ会長エレクトの為に行われます会長エレクト研修セミナーで本田ガバナーエレクトから詳しく年度の方針が示されテーマの「こころの中を見つめよう。博愛を広げるために」の実践項目が発表されます。この中で1つだけ申上げますと、今まで地区の番号を米国流(ツー、セブン、ツー、オー、2720)を日本流に2720地区と統一するとおっしゃいました。


次は2月20日に行われました大分中央ロータリークラブ(RC)創立30周年の式典と記念講演に参加いたしました。このクラブは本田エレクトの後の年度2012-13年度の岡村泰岳ガバナー、ノミニーの居られるRCですから会員50名程の方々気合のこもったお元気な式典でした。
記念講演はRI第2640地区の中村治一郎パストガバナーで、この方の職業は紡績業で最終学歴はニューヨーク市コロンビア大学です。テーマは「これからのロータリー」でした。経営のベテランのお方ですから、経営ではよく言われます「難しくなったら基本に戻れとか原流に戻れ」のようなロータリーのお話でした。昔30年程前ガバナーエレクトの時国際協議会で教わったお話もなさっておられました。ロータリーは1つ1つのRCが主役自分は反対のように思っていたが、ロータリーの組織は逆三角形だよ。と。ご自身歴代RI会長に質問したことは「ロータリーの目的は」に対して印象に残ったのは、タイ国ご出身のビチヤイ・ラタクル元RI会長は「私のRCの青少年活動で子供達と一緒に忙しい時間を割いて海水浴に参加した。別れ際に子供が私に抱きついて離さず楽しかった話、嬉しかったことなど子供から聞いて、以後ロータリーにドップリ浸り、のめり込んでしまいました。と。「決議23-24」(社会奉仕に関する1923年の声明)これはロータリーの網領の解釈と見て良いと。これは「ロータリーは基本的には一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と、義務およびこれに伴う、他人の為に奉仕をしたいという感情との間に常に存在する矛盾を和らげようとするものである。この哲学は奉仕―「超我の奉仕」の哲学であり「最も良く奉仕する者、最も多く報いられる」と言う実践論理の原理に基づくものである。そして項目の中に奉仕の理論が職業および人生における成功と幸福の真の基礎であることをロータリーで学ぶこと。とあります。
RI第2640地区(大阪南部と和歌山県)で中学2年生に経営のお話をした結果報告には中学生の大変感動した報告があったお話。

ロータリーに四つのテストがあります「言行はこれに、照らして」から次の四つ「真実かどうか」「みんなに公平か」「好意と友情を深めるか」「みんなのためになるかどうか」1920年代ハーバードテーラーと言う方が倒産寸前の会社を建直す時、社員全員に徹底した結果超優良企業に作り上げた時の四つのテストは、この再建社長が国際ロータリーの50代目の会長の時版枚をRIに寄贈しました。21世紀の今もロータリーの運動でも企業経営でもすべてに役立つ四つのテストだと中島パストガバナーは強調しておられました。

まだ続きますが今日はこれまでにして下さい。

2月22日から24日までに千葉市東京ベイ幕張での第79回商業界ゼミナールの報告は又いたします。私の勉強したことが少しでもお役に立てば幸せです。ありがとうございました。
                    合掌
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