令和5年3月5日
壽崎育英財団奨学生の皆様へ
 

日差しが春の訪れを告げる頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
まだまだ朝、夕肌寒さが残っていますので、体調にはくれぐれも気をつけて日々過ごされてください。早速ですが、奨学生の皆様よりいただきました、お手紙を紹介いたします。


◯拝啓 日に日に陽射しも暖かさを増し、寒さの中に春を感じられるようになって参りました。お変りなくお過ごしでしょうか。
期末試験が終わり、春休みに入りました。課題が出されていない分、私の趣味であるイラスト制作を欠かさず行うことを目標に立てました。自分の好きなこと、趣味を続けることで、継続力を高めるだけでなく、今後のデザインを考えるヒントとなるものを増やしていこうと思います。また、私事ですが、おおいた2022デザインコンテストの学生の部を受賞することができ、一月末に表彰式に出席させていただきました。大学に入学して以来、初めての受賞だったため、驚きや嬉しさと同時に背筋が伸びる思いがありました。賞を頂く際に、作品のアピールポイント等を話す機会があり、訥弁ながらも作品に対する思いを全て伝えることができました。この調子でデザイン作品を増やしていきたいです。また同時期に卒業制作展でも先輩方が展示する制作物を搬入する手伝いを行いました。お店のパッケージやポスター、さらに絵本などを作り上げた先輩方の個性的な内容と、それぞれ違う問題からつながる自分では考えられない解決法などを見ることができました。次の制作展では、私も出展するため、自分の能力を十分に活かすことができる作品を生み出せるように精進していきます。近日では雪が積もるというニュースを度々耳にします。寒の戻りもございますので、くれぐれも体調を崩されませんよう春をお迎えください。
敬具


春から嬉しいご報告いただきました。デザインコンテストでの受賞おめでとうございます。喜びと驚き複雑な心境を抱かれたようですが、自信にも繋がったのではないでしょうか?これを機にまた気を引き締めてとのお言葉、謙虚な方です。そのお気持ちがあればますます精進されることと思います。嬉しい報告ありがとうございました。


◯拝啓 晩冬の候、理事長様はじめ壽崎育英財団の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。この度もご支援いただきましてありがとうございます。
卒業も近くなり、時間の短さを改めて感じます。一月末には、後期試験が行われ、対策に追われる毎日でした。今回の試験は提出課題やレポートなど期限までに出すものと筆記試験がありました。課題は1つ1つ丁寧に終わらせられるように計画を立て取り組むことができました。筆記試験では、事前に勉強し、分からない所は友達に聞きながら取り組み、当日は勉強したことを全部出し切り悔いのない最後の試験を迎えられたと思います。試験が全部終わりほっとした気持ちとちょっと寂しさを感じ、実習でばたばたしていた日々や勉強で頑張っていた日々など色んなことが浮かび、これまで必死に努力して頑張った結果、全科目単位をしっかり取ることができました。手応えを感じつつも結果を待つ間は不安もありました。無事修得できた安心と同時に卒業の日を思い描き期待が高まりました。また2月13日にはスポーツレクレーションを楽しむ「スポレク祭」が行われました。本来は去年やるはずだったのですが、コロナウィルスの関係で中止となりました。しかし、二年生最後の思い出作りになるよう同級生の学友会役員が企画し開催することができました。当日は、クラス対抗で戦ったり、また個人戦があったり、とても楽しかったです。参加者の多くが児童教育学科ということもあり障害物競争では手遊びをする場面もありました。児童教育学科らしいスポレク祭だったと感じ最後に良い思い出が作れて嬉しく思いました。競技を進めていくごとにチームでの団結力が高まり応援の声が大きくなったり拍手してくれる音が大きくなったりなどスポレク祭に参加してからこそ仲間がいることのありがたさを深く感じました。この経験から、体を動かすことの意味や仲間意識、仲間の大切さなど多くのことを学ぶことができ、これらは参加したから味わえた経験だと思います。子どもたちにも体を動かすことを通して、色んなことを学んで欲しいと思い、先生として一緒に体験し子どもの気持ちに寄り添っていきたいと思いました。授業や試験など次々と終わり、いよいよ卒業までわずかとなってきました。就職後に焦らないようにしっかり準備を行い、残された時間を有効に利用し、立派な社会人になるべく努力を重ねていきたいと思います。
敬具

ご卒業おめでとうございます。無事に修得でき、努力が報われたのではないでしょうか。コロナの影響で色々な制約があり、学生生活も大変だったことと思います。最後に楽しい思い出が作れて良かったです。4月からいよいよ社会人デビューですが、素晴らしい心持ちですので、きっと素晴らしい社会人になられると思います。学生生活で培った学びをどうぞ活かしていけば明るい未来がまっていると思いますので、頑張ってください。ありがとうございました。


◯拝啓 余寒の候いかがお過ごしでしょうか。
夏休み明けから続いていた実習も残すところあと一領域となりました。母性の領域でNICU見学、外来見学、病棟でも受け持ち患者さんへの看護の実施を通して、助産師になりたいという思いがいっそう強くなりました。健診で涙を流すお母さん、赤ちゃんと夫と3人、笑顔で退院されたお母さんの姿を見て、女性おおきなライフステージのポイントである妊娠、出産に関わり、良いお産だったと思えるようなサポートをしたいと思いました。これは実習とは関係ないのですが、最近パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断を受けました。今まで自分が身につけようとしなかった色や系統の服が似合うといわれて驚きましたが、実際に身につけてみるとすごくきれいな自分が鏡に映っていて感動しました。私もまだ学生ではありますが、看護のプロの視点で患者さんがどんな人なのかをアセスメントして、その患者さんのもつ力を活かせるような看護をすること、私との関わりで患者さんが自分に魅力に気づけるような看護をすることができるようになりたいと思います。私の周りでは、コロナウィルスと共にインフルエンザが流行していて、実習に支障をきたすこともあります。どうか感染症には十分に気をつけてお過ごしください。
敬具

長い実習期間おつかれさまです。あと一領域とのこと、もうひと踏ん張りですね。助産師になりたいという夢、素晴らしいです。女性にとって出産は人生の中でも大きな出来事ですので、そのお手伝いができる素晴らしい仕事です。今の調子で「助産師」という夢にむかって、またその過程での色々な出来事の報告楽しみにしています。看護の世界、ご自身もどうかお体大事にお過ごしください。


◯拝啓 三寒四温の候、体調管理が難しいものですが、米澤様にはご健勝のことと拝察いたします。
今月は13日から22日まで教育実習があり、大学の附属の特別支援学校に行って参りました。8日間という短い期間の中で、はじめは生徒の実態や障害特性を把握することが難しく、上手く関わることができませんでしたが、毎日めげずに関り続けることで、生徒それぞれの感じていることや考えていることを理解することができるようになりました。私は国語の授業を3回行いましたが、回数を重ねるうちに、生徒が自ら進んで新たに学習した内容を使おうとする姿を見たとき、なんとも筆舌し難い喜びと嬉しさで胸がいっぱいになりました。できなかったことが、少しずつできるようになっていく生徒の姿を間近で見ることができる特別支援学校教員の魅力を、身をもって感じました。一方で実習に参加し、新たな自己課題も見つかりました。私は生徒が必要とする支援を先回りして全て行ってしまったのですが、「少し待って生徒のペースに合わせてみることで生徒のできる姿がもっと見えるようになるよ」という指導教員からのアドバイスを受け、教育的な指導、支援とは一体どういうことなのかを改めて考え直す必要があると感じました。今回の実習で得たことを大学に持ち帰り、今後の学びに繋げていきたいと思います。
また、学業以外の面においては、国際交流センターでの生活も残りわずかとなり、今まで以上に多くの時間を留学生と一緒に過ごすようになりました。2月は、中国の春節があり、同じ階に住む中国人留学生から伝統的な春節の過ごし方を教えてもらいました。春節の時期は、家族や仲の良い人々と一緒に丸いものを食べて過ごすのが一般的なようです。丸い食べ物には、一致団結や円満といった意味が込められており、丸いものを食べて家族の絆を深めるそうです。2月3日は日本の節分であったこともあり、恵方巻を一緒に作って食べたり、豆まきをしたりして日本の伝統行事も一緒に楽しむことができました。一緒に住んでみないと分からないことも沢山あるとつくづく実感しました。残りの国際交流センターでの暮らしも満喫したいと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、お健やかにお過ごしくださいませ。今後ともよろしくお願いいたします。
敬具

大学での教育実習、実際に生徒さんと関わることで沢山の学びがあったよう。同時に教員への魅力も感じたご様子。課題も見つかり今後の学びに活かすとのご報告、きっと更にステップアップされるでしょう。私生活での国際交流も日々のなかでなされているよう。日本にいながら、お若いうちから様々な国の方への理解を深められるのはとても貴重な経験だと思います。残りの期間も存分に楽しんでください。ありがとうございました。


トップページ
寿崎育英財団とは
理事長挨拶
募集要項
お問い合わせ
寿崎育英財団各県案内
私を語る
 商業界

 寿屋OB会

 ロータリー

 理事長からの
 メッセージ


寿崎育英財団
住所 熊本市中央区水前寺6?1?38
TEL/FAX 096-340-8520

Copyright(C)2010 寿崎育英財団 All rights reserved.