令和5年1月25日
壽崎育英財団奨学生の皆様へ
 

新年おめでとうございます。奨学生に皆様におかれましては、お変りなくお過ごしでしょうか。まだまだコロナが猛威を振るっていますので、くれぐれも体調には十分気を付けてください。

今月も奨学生の皆様からの近況報告を頂いておりますので、紹介させて頂きます。

◯拝啓 心地よい冬晴れの続くこの頃、理事長様はじめ壽崎育英財団の皆様のおかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、十一月二十六日と二十七日に、二日間環境教育演習が屋久島で行われました。希望者のみの参加でしたが、とても濃い二日間となりました。初めての屋久島は驚きと感動があふれていました。一番印象に残っているのは、ナイトウォークという体験活動です。夜にライトを一切使わずに散策する体験でした。始めのうちはセンターの入口で星が数えられるぐらいしか見えませんでしたが、目が慣れて地面に寝転がると本当に沢山の星が見えました。流れ星も見ることができ、皆で願い事をし、美しさに時間を忘れて眺めていました。満天の星空を初めて見たような気がしました。そして、?燭を使って面白い実験をしました。片目を隠して蝋燭を見続けてその後に隠した目と、火を見続けた目の見え方を比較するものです。明るさに慣れてしまった目はぼんやりと視界がぼやけてしまいましたが、隠していた目は逆にくっきりと見えました。また、活動中はガイドの方とメンバーの声だけを頼りに歩きました。蝋燭とライトを使わずに歩く体験から、日常生活の中でどれだけ視力や明かりに頼っているかが実感できました。目に負担がかかることを実感すると電気や明かり、そしてスマートフォンなどの電子機器の使い方もより自分事として考えることができました。他にも屋久杉ランドや千尋の滝を見学したり、ポンカンの収穫体験をしたりしました。もぎたてのポンカンは少し酸っぱく、でもとても美味しかったです。屋久杉ランドでは杉の秘密を沢山教えて頂きました。大きな杉の為には縁の下の力持ちである苔がすごく大きな役割をしていることに感動しました。千尋の滝は斜面に岩肌から木々が生えてきているのも苔の力だそうです。苔はすごく偉大であることを学びました。千年以上前から生きている屋久杉を見て、その生命力と自然の雄大さに驚きました。二日間私達に環境と共に生きることについて沢山教えていただいたセンターの方々や、体験活動のご協力くださった地域の方々に感謝しています。教師になってからもこの体験は私の大きな財産となります。子どもたちに、直接体験から得られる学びの大切さを伝えていきたいです。このような貴重な経験ができるのもひとえに理事長様はじめ壽崎育英財団の皆様にご支援をいただいているからです。奨学生であるという自覚を胸にこれからも少しでも自分を高められるよう、何事にも挑戦する気持ちを大切にしたいです。末筆となりましたが、理事長様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。

経験をなさり、それが財産になるという方です。常に学びの姿勢が伺えるお方です。きっと子どもたちにとっても素晴らしい教育者となるのではないでしょうか。これからもいろいろな経験を積んでご自身の財産を増やせるよう励んでください。ありがとうございました。


◯拝啓 冷気が一段と深まり冬の訪れを感じる今日このごろ、お障りなくお過ごしでしょうか。今月も奨学金のご支援頂き誠にありがとうございます。ご挨拶およびお礼を申し上げるのが遅くなり大変申し訳ございません。今月のお手紙ですが、ボランティアに参加した時の話と大学内の就活支援の職員の方とお話をした時のことを書かせていただきたいと思います。まず、ボランティアですが、今回は伝統的なお祭りのボランティアに参加させていただきました。私は売り場を担当したのですが、普段全く知らない人に進んで声をかけることはなかったため、このボランティアから得られた学びはまなり多かったです。何よりコミュニケーションを取ることの楽しさや難しさを知ることが出来たため、とても良かったと思います。医療の現場でもコミュニケーション能力は欠かせないため、磨いていきたいと思います。次に、学内の就活支援の職員の方とお話しした時の事です。その方のお話の中でも特に印象に残ったのは「何事も縁である」というお言葉と「自分自身の良いところは、短所に隠れている」というお言葉です。「何事にも縁がある」このお言葉には、どんな人に会っても、どんな出来事があったとしても、縁があったと考えたらどの瞬間も大切に思えるような力が出来ると思います。「自分自身の良いところは、短所に隠れている」この言葉には、私自身救われたと感じました。実は、最近友人の長所は数えきれないほど分かるのに、自分自身の事となると数え切れないほどの短所しか見当たらず、自信を無くすことが多々ありました。その為、短所と思えていた部分も実は長所であったと考えると少し自信がつき、心が軽くなりました。しかし、実際にはまだ自分の長所となり得る部分が見つけられずにいます。そのため沢山の経験をし、その中での自分がどのような立場にいたのか、どのような行動をしたのかを考え、自分を知っていきたいと思います。最後になりますが、これからも様々な経験を積み人として成長していきたいと思います。本格的な寒さに向かう時節、風邪など召されませぬようご自愛ください。
敬具

とのご報告でした。自分自身を見つめ直すことができただけでも良い経験をなさったのではないでしょうか。まだまだ若いですので、あまり短所にばかり気を取られ過ぎることなく、長所も本人が気づかないところにあると思います。いくつになっても成長はできますので、焦らず頑張ってください。


◯拝啓 冷気が一段と深まり冬の訪れを感じる今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。はじめに学業につてご報告させていただきます。実務実習を終え、現在5年生ということであと一年間大学に通うと、国家試験を受験する時期になります。先日確認のための模擬がありました。実際の国試に近い形式で難しく、手応えのない教科もありました。自己採点をすると、やはり全く解けていない分野もあり、かなり落ち込みました。原因について分析を行うと、時間をかけて勉強している分野とそうでない分野があることに気がつきました。苦手な分野はなかなか手を出しづらく、復習の進みが遅いと感じました。勉強時間の偏りを解消するため、時間と内容を記録に残すと、目で見て判断できるようになり、少し改善できました。続いて私生活についてご報告させて頂きます。私は電話対応を経験してみたいという思いを持っており、コールセンターでアルバイトをしていたことがあります。新型コロナワクチンの予約などを担当しており、短時間で相手の要望を把握し、要望に沿った提案をすることが求められました。先日、実習後の感想を後輩に伝えるためのアンケートに協力してほしいと依頼され、インタビューに答えました。その際に、エピソードを話すと「話を要約して話すのが上手だね」と褒められ、嬉しくなりました。アルバイトでの自分の経験が身につきつつあることを感じた体験でした。最後に普段よりご支援いただきありがとうございます。今後もよろしくお願い致します。

敬具

との報告です。試験からきっちりと自己分析をされ、対策をきちんと立て改善していく行動素晴らしいですね。アルバイトでも経験をきちんと自分のものにされていて、頭が下がります。国家試験まで1年間、しっかり対策に沿い勉強されれば大丈夫だと思います。来年の良い報告が楽しみです。今後もその調子で!!

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