令和4年9月2日
壽崎育英財団奨学生の皆様へ
理事長 米澤房朝
 

奨学生より届きました近況報告のお手紙を紹介させて頂きます。では、最初の方

◯拝啓 8月に入り、ひときわ厳しい日差しが照りつけておりますが、米澤様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
先月末は、私が学部の時に大変お世話になった工学部公認サークルの大会のお手伝いに行きました。自分が引退した翌年から、コロナの影響で思うように活動できておらず、存続できるのか心配でしたが、後輩達がなんとかサークルを続けてくれており、その成長した姿にはとても安心しました。大会でも2連続で部門優勝を成し遂げ、頼もしい限りです。これからも工学部生の貴重な学びの場として続いてほしいと切に願います。
学業に関しては、先月に引き続き研究活動に専念しております。ひとまず、先輩方の書いたプログラムを解読している段階ですが、初めは分からなかった箇所もだんだんと理解できるようになり、どう改良、改変していけばよいのか見当がつくようになってきました。未解読の領域も多く、先は長いですが、一歩ずつ確実に進んでいきたいと考えています。
大学生として過ごせる夏も残りわずかとなりましたので、日々を大切に過ごしていきといと考えています。
厳しい暑さが続きますが、夏風邪など召されませぬようご自愛ください。


では、次の方です。

◯私は三年生になり、実習やテストに追われる日々が続いています。
最近、輸血の実習で血液型判定を行いました。小さい頃から血液型の話で友達や家族と盛り上がったりしていましたが、実習前まではどのように検査するか想像もつかなかったです。でも実習を行い、このように検査をするのだという驚きと自分が血液型判定の仕方を実習していることに対して喜びを感じました。
実習やテストは大変ですが知識が身についていくと、いろんな教科の内容が繋がっていて、とても楽しいです。
アルバイトはテストや実習のため、六月から休みをもらっていて、アルバイトの仲間と会えないのがとても寂しいです。アルバイトは正直きつかったですが、今思うと素敵な人たちに恵まれておかげでアルバイトに行くのが一つの楽しみだったような気がします。
将来後悔しないように、今やるべきことを一生懸命取り組んでいこうと思います。


最後の方です。

◯去年に引き続きご支援ありがとうございます。
まず近況報告のお手紙が遅くなり申し訳ございませんでした。今回は7月までの出来事と八月上旬の出来事を報告させていただきます。私は今、中学校技術科の教員を目指し勉学に励んでいます。教員になるためにあたって私の強みとなるのは、工業高校、工業大学へ通っていたという学歴だと思います。その経歴に箔をつけるため、去年から二級建築士の資格取得をしようと思い勉学に励んでいました。七月三日、二級建築士の一次試験が行われました。合否の通知は八月二十三日に来るのですが、自己採点の結果合格点に達することができました。現在は二次試験の勉強を進めています。一次に続き独学ですので難しいものでありますが、出来ることから取り組んでいます二次試験は九月十一日です。そこまで頑張ります。
八月の入り夏休みに入りました。夏休みの一週目私は介護実習へ行っていました。私は通所リハビリテーションの実習をさせていただきました。そこで学んだ事を書きたいと思います。まずコロナ禍でソーシャルディスタンスを取りながらの交流の場という難しさを感じました。施設全体を見ると看護師、言語聴覚士、マッサージ師、栄養士などたくさんの職種の人が利用者さんを支えていて食事一つを取っても様々な食事形態に対応しているなど利用者さんに寄り添った工夫が多かったです。なにより今回の実習で、介護の考え方が変わりました。実習をする前は全てを手伝うと思っていました。実習をすると利用者さんができることは時間がかかってもさせており、時にはタオルをたたむ事を手伝ってもらったりしていました。このサポート方法のおかげで利用者さんの私生活で出来る事が継続されたり、増えたりするのだろうと思いました。本当に貴重な体験ができました。コロナ禍で受け入れてくれた施設の方には感謝です。


以上3名の方の近況報告を写させていただきました。ありがとうございました。
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