令和3年10月11日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

今日は9月27日菅首相がアメリカから帰って来る日は明日だったか。菅首相も9月末まで。後は誰?9月30日でコロナに縛られた緊急事態宣言も終わるだろうし、色々と対策の薬など熊本大学の開発も活用できるだろうし、我慢も長くて今年で終わるだろう。そうなって奨学生の近況報告を頂くのがたいへん楽しみ。さて今回の近況報告は9月号になります。


最初の方は1年生です。目標3つを頑張ります、と。では、

○夏休みが始まりました。自由に使える時間が多かった8月改めて大学生活での目標を考えてみました。大きく3つあるので、今回は目標について書きたいと思います。1つ目は中学校技術科、高校工業科の教員免許取得です。このために大学へ進学しました。必ず取得します。2つ目は二級建築士の取得です。運よく今年から取得する際、実務経験が不要になりました。私は受験資格もあるので、学生にうちに取得できます。私は中学の技術科の教員を目指しています。教員になった時、私の強みになる事は工業高校、工業大学を卒業したという経歴だと考えています。二級建築士はその形となり、証明にもなると思います。難しい資格ですが挑戦します。3つ目は海外旅行です。今は難しいですが海外旅行は勉学では学べない事を学べ、自分自身の価値観を変えることができると思います。その為にお金を貯める事も良い経験になると思います。以上の目標を軸に精進しますので今後もご支援お願いします。

との報告でございます。
入学しての夏休みでの決意表明。3つの目標、3年間で必ず達成します。頑張って下さい。ありがとうございました。


次の方夏休み中に学びたいこと問題を解くたびに知識が身につく喜び。アルバイトが塾で教える歓びの報告です。では、

○夏期休暇も終わりに近づいてきました。この期間の内に自分が学びたい事を主に勉強してきたのですが、それらに関する問題を解く度に知識が身についていることを実感でき、勉強に対する意欲が湧いてきております。この調子で勉強を継続して今年度の自分の目標を達成できるよう精進していきたいと思います。今現在大学入学時から塾でのアルバイトで数学を教えているのですが、昨年度に引き続き、今年度も高校受験を控えている中学3年生を担当しております。昨年度は東京での受験に向けての対応でしたが、今年度は県内の高校受験なので、自分の勉強の合間に宮崎県立高校の過去問を解いてできるだけその子に合った解説がきちんとできるように準備しております。しかし自分では理解している事でも、時々私の説明が上手く伝わらないことがあります。その度に他人に対して勉強を教える事の難しさを実感します。残り2週間ほどで夏期休暇も終わります。休暇の間に学べることをできるだけ多く吸収していきたいと思います。今月もありがとうございました。

との報告です。
大学に入学から塾で高校受験の中学生に数学を教えた。凄いと思いました。向学心に燃えた方。就職は楽だろうと思いました。ありがとうございました。


次の方お読みになった本で仕事に対する意欲が掻き立てられた、との報告です。では、

○いくぶん残暑も和らぎ、しのぎやすい日が多くなりました。夏の疲れは出ていらっしゃいませんか。お伺い申し上げます。さて、私の方では夏季休業の後半に入って参りました。8月には帰省して身内の者とミュージカル鑑賞や様々なところへ出かけて休暇を楽しみました。9月に入ると1回目のコロナワクチン接種のために熊本に戻り最近では将来の進路決定のために企業研究やビジネス本を読むようにしています。池上彰著の「なぜ僕らは働くのか」はとても興味を持って読むことができ、仕事に対する意欲が掻き立てられました。これを機に将来の仕事に対する自分軸なるものを築いていけたらなと思います。夏の疲れが出やすい時節、くれぐれも体調を崩されませんようご自愛ください。

とおっしゃっておられます。
「なぜ僕らは働くのか」この方の読んだ本に対して私は「君はなぜ働いてきたのか」と問われ身がブルっとする感じでした。お客様から喜んで頂くのが会社の方針、社員からは仕事が大好きだから毎日が楽しい。利益はお客様の満足料と。奨学生の皆様、この「なぜ僕ら働くのか」の本を買って3週間程読み返してみて下さい。ありがとうございました。


次の方間違いを恐れて英語を話さないのではなく、間違っても良い話が伝わるように、とのお話です。では、

○日ごとに秋が深まってまいりました。大学生になって迎えた3度目の夏休みも終わりに近づこうとしています。どこか寂しい気がします。後期の授業に向けて準備をしていきたいと思っています。最近英語で話す力の大切さに気づきました。研究室に配属されてから外国の方と接する機会が増えました。自分は元々積極的に人に話かけるような性格ではない上に、英語を話すことが得意ではありません。一緒に作業をしていた時に思い切って英語で話しかけてみました。すると一生懸命に聞いてくれ、その後も会話を続けてくれました。決して上手な英語ではありませんが、伝わっていることを実感した時、とても嬉しくなりました。間違いを恐れて英語を話さないのではなく、間違っても良いので、とにかく伝わるような英語をするべきなのだと思いました。それ以降は彼と会うたびに一言、二言ほど英語で会話するようになりました。今まで英語というと、試験や検定を意識した勉強しか行っておらず、実際に話すことを想定した練習などはしていませんでした。もっと早くから練習しておけば良かったと少し後悔しています。将来仕事で英語を話す機会があるかもしれないので、今のうちから話す力を養いたいです。先日新井リオさんの「英語日記BOY」という本を読みました。新井さんは語学留学や英会話スクールに通わずに英語日記を書くことで、英語を話せるようになっています。自分はこの本を読んだ時、日記を書くことで英会話が上達する方法もあることを知り驚きました。新型コロナウィルスの影響で留学などが難しくなっている今、この勉強法も有効だと感じています。さっそく実践していきたいです。勉強の仕方は1つだけでなく視野を広げれば無限大にあることを、この本から学びました。以上が近況報告になります。

との報告です。
このホームページをお読みになった学生さんはじめ皆様、早速このご本、新井リオさんの「英語日記BOY」をお求めください。英会話に上達する秘訣のご本。近況報告をなさった奨学生の方に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


次の方は出身の小学校での実習の内諾訪問でいろいろと勉強をさせて頂いた報告です。では、

○朝夕の風に涼しさが感じられる今日このごろ、理事長様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。夏休みも残すところあと1週間となりました。短大に入学して初めての夏休みはスキルアップのための有意義なものとなりました。来年度6月に行われる小学校教育実習のための実習内諾訪問に伺いました。久しぶりに訪れた母校は懐かしく、しかしそれまでとは違うぴりっとした緊張感がありました。教頭先生にご説明いただき教育過程の冊子を頂きました。自分の母校での教育活動に参加させていただけると思うと喜びと共に責任の重さも感じております。数日後、自宅に校長先生よりお手紙を頂きました。校長先生が担任されていた学級の学級だよりが同封されていました。そこには、「限りなく伸びゆく子供たちの個性をつぶすことがあってはならない」という先生の思いが込められ六十六のひとみというタイトルが掲げられていました。私は田舎の小さな学校で育ちましたので、伸び伸びと自由に成長しました。そんな私にとって1人ひとりと向き合うというのは教職に就いてからの一番の目標でした。先生の子供たちへの愛情を感じ、私も今の強い気持ちを忘れずにいたいと思いました。先生方から直接お話をうかがえて大変貴重な機会となりました。来年度の実習に向け、より精進して参りたいと思います。また先日新型コロナウィルスのワクチンを接種しました。鹿児島大学で職域接種を実施していただけて本当に良かったです。都市部では若年層の接種が低迷している一方でワクチンが不足し、受けたくても受けられない方がいるそうです。そんななか実習を目前とした夏休みに接種が完了しました。後期の授業にも全力で臨めると思います。1日1日を大切に過ごしていきたいです。末筆になりましたが、貴会のご発展と理事長様のご健康をお祈り申しあげます。

とのご報告でございます。
校長先生が昔担当された当時の「六十六のひとみ」感激しました。昔私も小学校の4年生受持ちの代用教員でした。この奨学生の方のお話を読ませて頂きながら、目頭が熱くなりました。なつかしくありがとうございました。


次の方は奄美地域の離島での教育活動がコロナで行けずZOOMでの遠隔実習の報告です。では、

○穏やかに秋が深まる今秋、寿崎様におかれましては、ますますご清祥のことと拝察しております。この度は先月に引き続き。ご支援をいただき誠にありがとうございます。鹿児島県、熊本県ともに、まん延防止等重点措置の実施が延長され、なかなか自由に外出することが難しい日々が続いておりますが、この自粛が新型コロナウィルスの収束に繋がることを願うばかりであります。私生活においては先月からの夏休みに入り講義のない日々が続いておりますがそんな中先週は遠隔での実習が行われました。本来ならば奄美地域を訪問し、離島における教育活動を直接観察する予定でしたが、感染症予防のためZOOM等を使用した遠隔での実習となりました。観察をすることができたのは一部分だけでしたが同じ奄美市内においても学校や地域、集落の持つ文化が異なることから、教育内容もそれぞれ特色あるものとなっており、非常に興味深かったです。奄美市の南の方にある学校ではエイサーなどの沖縄県の文化や風習が見られました。今回の実習で学んだことを、今後の教育実践を考える際に生かしていきたいと思います。また学業以外の面においても先月から始めた大学でのアルバイトにもようやく慣れてきました。後期が始まっても、学業との両立を大切にしていきたいです。新たな台風も近づき天候の優れない日が続きますが、ご体調を崩されませぬよう、どうぞお大事になさってください。

とおっしゃっておられます。
奄美に行ってみたいなど近況報告を読ませて頂きながら日本で行ったことのない奄美です。ありがとうございました。


次の方は留学生の方で大学での講義は勿論ですが、音楽は日本の歌で、日本語で本を読む、マイナス言葉は使わない勉強になります。では、

○私は別府溝部学園短期大学食物栄養学科1年生アマリア・ファティマ・ラモナと申します。いつもお世話になっております。ありがとうございます。夏休みは1ヶ月残っています。コロナが増えてきたせいで色々な計画がなくなってしまいました。コロナが広がらないように私はアルバイトを休んでいて、家にいなければなりません。色んなボランティアも参加できません。でも家にずっといるおかげで勉強時間がたくさんあります。日本語だけではなく、私は音楽に興味があるのでギターを習っています。ギターを弾きながら日本の歌を歌います。楽しんで勉強ができます。そして本を読む習慣にも慣れ始めました。しかも本を読むと漢字を読む練習をすることができます。最近井上裕之さんの「やってはいけない習慣」の本を読みました。「マイナス言葉を使ってはいけない」理由や「自己否定はぜったいにしてはいけない」理由を学びました。マイナス言葉を使わなければ、良い人生を作るきっかけになると思います。それは夢を叶えるために、とても大事だと思います。なぜならば、マイナス言葉を使わないことは自己エネルギーを上げるからです。失敗しても諦めずにプラスの言葉を使って、一生懸命頑張ります。

との報告です。
留学生の方の報告です。字も上手。歌を歌いながら日本語の練習。凄い方です。ありがとうございました。


次の方は2年後、ケンブリッジ大学で共同研究もあり、今回の学生発表賞、僅差で2位。すべて英語です。では、

○秋風がたちはじめしのぎやすい頃となりました。寿崎様におかれましては、ますますお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。さて今月の上旬にはオンラインで学会が開催され発表ビデオをサイトにアップロードすることで講演を行いました。これまでは日本語でしか発表することはありませんでしたが、今回は英語で挑戦することにしました。留学を決めてからの2年間、研究室のゼミ発表は英語で実施していたこともあり、発表、資料、内容、原稿全てにおいて問題なく録画を終えることができました。学会期間中、授業や実験があり、なかなか他の学生の発表を聴講できなかったのは、残念ですが、学生発表賞の結果が1位と僅差で2位だったそうです。次の学会発表では必ず1位を獲りたいです。その他、最近の出来事はJST(科学技術振興機構)が募集する「次世代研究者挑戦的研究プログラム」が宮崎大学でも採択され、申請が開始しました。本プログラムは博士課程在籍者の学生を対象に生活費と研究費をサポートし、分野を越えて活躍できる人材育成を目的に作られました。申請する際にケンブリッジ大学での共同研究の内容も含めた今後2年半の研究計画を提出しました。早くて9月下旬に結果が出るそうで、受かることを祈りながら研究活動に勤しんでいます。留学に関してはケンブリッジ大学の教授と連絡を取り、問題なければ来年4月に留学を開始することができます。しかし研究プロジェクトに多少変更点があり、植物のウィルスに対抗する免疫システムに加え、ウィルスを媒介する昆虫(アブラムシ)の特性や虫害抵抗性についても研究することになりました。以前からアブラムシの研究をするだろうと予想できたものの、紫外線の研究とどう関連づけていくのか、まだまだわかりません。今できることはアブラムシの論文を読み漁り留学中の研究計画を提案していくことだと思います。ご自愛のほどお祈りいたしております。

とのご報告でございます。
留学を見つめて大学院の農学工学総合研究科での研究の報告など英語でなさっておられ、留学の準備も着々となさっておられるようにお見受けいたします。(まずケンブリッジ大学の研究がノーベル賞候補になれる事を祈ります。ありがとうございました。


次の方、インターシップ2社は各お店で行われたものです。又インターンシップは「就活は情報戦」とも言われます。では、

○暑さがまだまだ続いています。台風も発生しており、徐々に秋が近づいているなと実感します。私の好きな雑貨屋でも金木犀の香りの商品が多く展開されていて秋だなと感じました。大学3年の夏休みももうじき終わります。まん延防止措置の適用により、旅行したり、県外から帰省した友達と遊んだりといった理想的な休暇はなかなか送れませんでしたが、大変充実したものになったと思います。今年の夏休みはとある企業2社のインターンシップに参加してきました。1社目は県内で有名なホームセンターです。店内の見学や商品管理の業務を体験させていただきました。2社目も県内で有名な雑貨店を運営している企業でこちらも店内の見学や社員の方にアドバイスをいただきながら、自己分析の進め方を教えていただきました。アルバイトはしているものの実際に社員の方の働く姿やお話を伺うと想像とは異なった点や、新たな発見があってとても勉強になりました。昨今の情勢の影響でインターンをオンラインで開催していて、自宅から気軽に参加できるものも多くなっています。規模を縮小して行っている企業も多くある中、実際に店舗でインターンを行っていただけることは、本当に有難いことだなと思いました。インターンシップと聞くと就活を進めていくうえで勝手にハードルの高いのもだと考えていました。しかし実際に参加してみると勉強になることが多く、さらに参加している他の大学の学生さんとの交流も生まれました。「就活は情報戦」だと大学の就活講座で教わったのですが、参加してみて他の大学の学生さんと話していると知らなかったことを教えてもらえるので「なるほど情報戦とはこういうことか」と考えさせられました。そしてどちらの企業の方も大変親切で、なかなか乗り気になれず進めにくかった就活を、楽しんでやってみようという気持ちにさせていただきました。本当に参加して良かったと思いました。今回参加したことで、自分に自信がつき9月末と10月にも新たなインターンシップに参加することにしました。しっかり頑張ろうと思います。しかしこの夏は私はやり残したことがあります。それは夏休み中に読み切ろうと思っていた本を読めなかったことです。文庫本4冊で1シリーズの小説なのですが、最後まで読み切れませんでした。もともと私は言葉の意味や響きを感じながらゆっくり丁寧に読むことが好きなので、他に人からするとかなり読む速度が遅いのです。夏休み中に最低でもこの4冊は読み切りたかったのですが、お話自体は大変面白いので、10月末までにはなんとか読み切れたらいいなと思っています。他にも読みたい本はたくさんあるので、本格的に就活が忙しくなる年明けまでに楽しみたいと思います。

などのお話でした。
就活で2社のお話勉強になりました。就活は情報戦、おっしゃるとおりです。本の読み方私もそんな感じです。ありがとうございました。


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