令和元年10月16日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

拝啓  お元気でしょうか。夏バテはありませんでしたか。台風18号が過ぎて大雨の場所の方の被害はございませんでしょうか。お見舞い申上げます。夏休みの有効活用いかがでございましたでしょうか。苦あり楽ありの方々ばかりです。でも皆様の楽しい挑戦のお話でもあります。

最初の方は五週間フィリピン留学の報告です。私も勉強させて頂きます。では。

○お手紙が少し遅くなってしまいました。というのも先月から今月にかけて五週間フィリピン留学に行って参りました。私は中学生の頃からずっと海外留学に憧れており、今回やっとその夢を叶えることができました。五週間という短い期間でしたが様々な経験を色んな人と出会うことができました。まず語学学校での生活ですが、授業を受け持つフィリピン人の先生方はとてもフレンドリーで明るく上手く英語が伝わらないときも優しく教えて下さいました。先生と話す中で沢山のフィリピン文化についても学ぶことができ、とても新鮮でした。特にフィリピンの結婚式では豚を十頭ほど畜殺するという伝統が最も衝撃でした。寮生活では学校全体で日本人学生が多い中、中国人と韓国人のルームメイトがおり日常的に英語を使うことができました。ルームメイト以外にも親しい外国人の友人を作ることができ卒業後も連絡を取り合っています。学校の外へは毎週末どこかへ出かけるようにしていました。最も良い思い出になったのは、ハンドレットアイランドでの海水浴やアクティビティです。私がこれまで見た海の中で最も透き通っていて心が浄化されたようでした。一方でそこまでの道のりでは貧富の差を感じる風景を目の当たりにしました。 このフィリピン留学では日本の外で起こっている様々な問題を直接目にする機会ともなりました。今回フィリピンで学んだことを日本でも生かし今後も学業に励んでいきたいと思います。

とおっしゃっておられます。
海外留学の夢を中学生の頃から持ち続けた方、中学高校の英語の先生が目標、英語塾の経営者なのだろうか書き写しながらいろいろ考えました。ありがとうございました。


次の方は保育園の子供達の成長をこまかに報告して下さっております。では。

○私は三日間の保育園実習がありました。初日は4-5才のクラスで2日目は2-3才のクラス、最終日は3-4才のクラス実習でした。年長クラスの子供たちは自分で自分のお世話をすることに慣れていて危ない行為をしていないかなどに気をつけることが主で補助が必要なことは、ほとんどありませんでした。英単語が飛び交うこともあり、知能の発達を感じました。体重が重くなり段々と力も強くなっているため、腕相撲や抱っこをせがまれて次の日からは筋肉痛になっていました。エネルギーの塊が全力でぶつかってくるような感覚で子供は元気だなと実感し、子育ては大変だと思いました。2日目の2-3才のクラスで私が一番感じたのは4-5才クラスの子供達とのギャップでした。2-3才では着替えを手伝い、トイレも行くように促す必要があります。何より自分で自分のお世話をすることに慣れていないため一つ一つの事に時間がかかりました。言葉も舌足らずな子が目立ち、短い文で話すため意図が汲み取りにくくコミュニケーションをとるのが難しかったです。また幼いために自分の気持ちを正しく表現する言葉を使うことが出来ずに「寒い」という言葉を使っている場面がありました。この言葉でその意図を汲み取っている保育士さんたちは凄いなと思いました。最後の3-4才クラスでは喧嘩が多かったように感じました。自分たちで喧嘩を解決できる4-5才やあまり共同で遊ばない2-3才とは違う点は自分たちで解決することが出来ず大人に手伝ってもらおうとすることでした。「〇〇君が意地悪して遊びに入れてくれない」「〇〇ちゃんがおもちゃを取った」など私も子供たちに助けを求められました。原因は自分の衝動をコントロールする能力が弱いことや自分と他人の気持ちの違いのあることを十分に理解できていない事などでした。3日間の実習を終えて感じたことは、子供は日々、心身ともに成長しているということでした。学年が違うだけで着替えが1人で出来たり出来なかったり、自分たちで喧嘩を解決出来るようになっていく子供の姿をみて、日々の成長があるから1年後には大きな差になるという事が分かりました。今回の実習は今まで漠然としていた子供のイメージに形が出来ていくのを感じたものになりました。

とおっしゃっておられます。
素晴らしい子供の分析私も大変勉強させて頂きました。子供の小さい時の母親のご苦労に心から感謝申上げたいと思います。ありがとうございました。


次の方先生になるために横浜でのスクーリングの受講。中に図工は作品を作ることがゴールではないなど。では。

○私は大学で中学校、高校の英語教員の免許取得を目標にしつつ、通信大学で小学校教員の免許取得の勉強もしています。日頃はメールや郵送でレポートを作成し添削して頂くのですが必ず対面授業も受講することになっており、今月は横浜の会場に集中スクーリング受講しに行ってきました。今回は4日間朝の10時から夜8時までの対面授業でした。図画工作と算数の授業で新しい学習要領の内容を確認したりペアになって模擬授業をしたりしました。図工は「作品を作る」ことがゴールではなく児童が思い思いの表現方法を用いることが重要であり、そのためにも使用する素材の特徴を知ることが第一であることを学んだ。算数ではかけ算わり算以降に理解度の差が大きく分かれるということでここでの指導方法が非常に丁寧に行われなければならない認識しました。また来年度の教育実習の内諾活動をし、小学校の実習先に訪問し教員採用試験と教育実習への準備がいよいよ始まったと身が引き締まりました。

とおっしゃっておられます。
昔小学校の先生は師範学校出身者が今は試験でどんな大学出身者もなれる良い時代になった。とは古い人間の話を私はしました。ありがとうございました。


次の方は市政を学ぶインターンシップに参加益々市役所で働きたくなった方の報告です。では

○私は宮ア市役所で「宮崎市政を学ぶインターンシップ制度」に参加して参りました。 希望の課でのインターンシップには参加できませんでしたが、私は水道局でのインターンシップに参加させて頂きました。最初はとても不安でいっぱいでしたが、水道局の皆さんはとてもやさしく、丁寧に業務内容や施設について教えて下さりました。実際に水道局での業務を体験させて頂いたり富吉浄水場や宮崎処理場で、きれいな水ができるまでの過程や下水道の仕組みについて学びました。水道のことについて沢山学びましたが。このインターンシップを通じて私は人と人とのつながりの大切さも学びました。水道局の方々は、沢山の人達と関わり協力し合ってお仕事をしていることを知りました。私は宮崎市役所で働くにあたって、人と協力しあうことの大切さを身をもって知ることが出来ました。このインターシップの参加で得ることがきた沢山の大切なことを、これからの就職ではもちろん、日々の生活の中でも大切にしていこうと思いました。そしてこのインターンシップを終えて宮崎市役所で働きたいという思いがより一層強くなりました。

とおっしゃっておられます。
市役所の希望の課より宮崎市役所らしい課に参加できて良かった良かったと申上げたい。ありがとうございました。


次の方は家庭裁判所の調査官のインターンで自分たちの知らない職業の勉強の出来た報告です。では。

○夏休みで様々なことを体験することが出来ました。特に勉強になったのは家庭裁判所調査官のインターンです。
仕事内用の説明を聞き実際にロールプレイ等を行いました。家庭裁判所調査官は人々の家庭に踏み込み一番良い形を探す職業であるため、とても難しいですがとてもやりがいのある物であると考えました。今回のインターンで仕事をすることの難しさややりがいを学びました。また社会には私の知らない職業が多くあると感じたので自分の就活に生かすことができるように様々な職業を知る努力をしていきたいと考えました。

とおっしゃっておられます。
短い報告でしたが就活をしている大学生の方が知らない職業が多くあるとおっしゃっていることに驚き家庭裁判所調査官は人々の家庭に踏み込むお話など初耳の私でした。奨学生の皆様近況報告本当にありがたいお手紙です。ありがとうございました。



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