平成31年4月23日②
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

待ちに待った桜の季節が参りました。楽しくご指導を頂いた方々の卒業式も終わり少し寂しいこの頃ではないでしょうか。私ごとですが昨日「百百の会」という会合がありました。私に100歳まで我々の指導を行い100人の方々の100歳まで世の為、人の為に奉仕を続けようと創られた会合で「モモの会」といいます。恒例になっております事は私が色紙を書き誕生日の来た方に渡すもので今回は「努」と書いて渡しました。2500年もの昔、孔子さまに対しお弟子さんの質問は我々が一生ふみ行う道をひと言でお示めさんなさったものと昔教わりました。人間この世に生まれて来た目的でもあるのだろうと思います。昨日は16人の方にこの色紙を渡しました。

最初の方のお話は奨学生指導会に出席してのお話です。では

○1月17日に指導会。約半年ぶりに再び参加することができ、光栄に思いました。この会に参加し皆さんのお話を聞いていると、いつも背筋がスッとする思いがします。奮闘されている方々を間近に感じ、自分ももっと頑張ろうという気持ちになりました。よく、周りの環境は大切だと言いますが、この時それを実感しました。松尾さんの近況報告では、いつか私も演奏を拝聴したいと思い、園川さんの発表では実習を受けたときの彼女の気持ちがよく伝わってきました。一番印象に残った報告は○○さんの作文で賞を取った小学生との奮闘のお話です。とても感動して涙を堪えるために瞬きをしないように必死になっていました。今回は先生方のお話も奨学生の方のお話もメモを取りながら聞いていたので記憶にもよく残っているような気がします。メモを取ろうと思ったのは以前の指導会で度々メモを取ることの重要性について話されていたのを覚えていたからです。日頃から講義中にもメモを取るように心がけていますが、指導会のような場でペンを持ちながら人のお話を聞いても良いものかと迷っていました。けれど前回の指導会で対面にいらっしゃった方が熱心にメモを取られていた姿が印象に残っていたので、今回は会の初めからメモを取ることができました。周りの方々も、心なしか以前よりメモを取られる方が多かった気がします。ただ同時にメモするだけでなくそれをどう活用するかも大切だなと感じています。もちろん講義中のメモはテスト勉強に役立ちますが、日常のメモはフィードバックする機会があまりないので、活用の難しさがあるところです。1月後半。青年赤十字奉仕団の定例会に久しぶりに顔を出すことができました。その際に現在ユースが制作を進めている海外に向けた日本の防災活動のPR動画に向け、私もインタビューを受けました。使われるかは定かではありませんが、動画の完成が楽しみです。また昨年の夏休みにあった救急員養成講座の団体受講は留学関係で受けることができなかったので、来月開講される講習に個人で申込みました。今まで講習は奉仕団として団体で受けた経験しかなく、今回は知人が1人もいない、いつもとは違った環境になりますが頑張ろうと思います。筆記、実技共にテストがあるので大学の試験期間が終わってもまだまだ気は抜けません。また2月後半はイギリスを訪問するので英語の勉強にも力を入れたいと思います。そしていよいよ来週から試験期間です。試験情報や課題の情報が解禁され自分のやるべきことがやっと明確になりつつあります。不安は消えませんが、しっかりとその教科と向き合おうと思います。

とおっしゃっておられます。
指導会で音楽大学の松尾さまと名指しで書いていますのにビックリしました。メモのお話もお互い様です。ありがとうございました。


次の方は幼稚園でのアルバイトのお話は企業経営での社員の育成も子どもを育てる難しさ、と言うより楽しい。大人も子どもも育て方は一緒だと思います。先日の「百百の会」の折に子どもも大人も同じ。経営者はすべからく、幼稚園の先生に習えと言えば良かったと思いました。では、

○自分の活動の総まとめをいたします。保育に関しては学校の勉強で学んだ事で、現段階で出来る精一杯の保育を幼稚園アルバイトさせて頂きました。改めて子ども達目線で一緒に見て、感じて、言葉かけをすることの難しさや、楽しさを実感しました。9ヶ月間で築き上げた子ども達。先生方との信頼関係は何者のも変えることのできない大切なものとなりました。何より保育者のやりがいである子ども達の成長を身近で感じられる喜びを体験し、保育者になりたいと強く思う瞬間が何度もありました。今年は更に子ども達のために保育技術(ピアノや手遊びなど)を磨き。保育の五領と結びつけながらアルバイトができるようにしていきたいと思っております。次にボランティアに関しては今まで学校でも学んだ事と現場との矛盾で悩んだ月でした。施設のボランティアでは自分の立ち位置や関わり方に関して何度も模索し、少しずつ分かってきた段階です。またクリスマス会にお誘い頂き、子ども達の新たな一面を見ることができ、これからもっと信頼関係を築いていきたいと思っております。木山仮設の活動で実感したことが子ども達の変化でした。子ども自身の溜まっているものを発散できる場になっているように感じることができました。子ども会での活動は後輩である中・高生の活動を見守る立場で考えることが多かったですが、その分多くを学びました。これからボランティア活動において自分がどう関わっていきたいのかを改めて考え直し、しっかりと道筋を立てて進んでいけるようにしたいと思っております。

とおっしゃっておられます。
今の子どもの気持ちになって育てていく勉強は自分の仕事に100歳まで相手に喜ばれます。子どもも大人も同じです。どうぞ育てる真髄を身につけて下さい。ありがとうございました。


次の方は楽しいと思いながら勉強なさる方です。では、

○先日行われました奨学生指導会では様々な貴重なお話を聞くことができ、とても勉強になりました。その中でも「楽しんで勉強する」という言葉が印象に残っております。自分の選んだこの道は正しかったのか、勉強していても分らなくなり悩むこともあります。そのようなときは、この分野の勉強は楽しいと思うようにしていました。楽しいと思いながら勉強することは大事だということが分かったため、これからも続けていきたいと思います。近況報告と致しましてはテストが近づいてきていることが挙げられます。科目ごとに行われるテストは今回で最後になります。次に受けるテストは管理栄養士国家試験のように科目ごとではなく様々な知識が必要となる総合問題が出されます。そのため今回のように特定の科目を集中して勉強する機会は減ってしまうと思います。4年生になったときにこの科目は自信があるから大丈夫と思うことができるように今回のテストではしっかりと勉強していきたいと思います。

とおっしゃっておられます。
人生すべき仕事で投げ出したい時がいつもあります。そしてよく失敗をします。有難いことです。失敗は自分を試し次の飛躍の経験をさせて頂いている時で有難いことです。楽しんで下さい。ありがとうございました。


次の方は「2018年に感謝して出来事100」「2019年に達成したいこと100」のお話です。

○2018~2019年の年末年始は熊本・菊池市の実家に帰省しました。久しぶりに両親とゆっくり時間を過ごすことができ、とても幸せでした。2019年にさらなる成長を目指し実家では(2018年に感謝した出来事)と(2019年に達成したいこと)を各100個ずつノートに書きだす試みをいたしました。2018年は自分にとって大きな転換点でありましたので思い返しながら策がどんどん進み100個を超えたのですが、2019年にやりたいこと100個は未完成です・・・。今年また気持ちを新たに支えてくれる家族、周囲の方々に感謝して挑戦を続けていこうと考えています。

とおっしゃっています。
このような発想は私にはありませんでした。私の勉強した商業界の教えの中に「創意を尊びつつ良いことは真似る」1年で100の目標とはほんとに面白いし楽しみです。ありがとうございました。


次の方はアルバイトで勉強しておられる報告です。では、

○私は現在スーパーのレジでアルバイトをしています。そのアルバイト先は他の従業員の方々が皆明るく非常に元気があります。接客業という職業柄もあるとは思うのですが、私がこれまでに行ったアルバイト先の中で一番雰囲気が良いと感じます。私なりになぜ雰囲気は良いのかを分析してみたところこのような結果になりました。「このお店に人はニコニコと笑顔を絶やさない人が多い」ということです。お客様を迎える時は笑顔で、お辞儀をして、送るときにも笑顔でお辞儀をしている姿が印象的です。この姿勢は私が将来の目標とする教員になった際にも大切にしていかなければならないと思います。子ども達の前では常に明るく笑顔を忘れないような教員を目指したいと思います。また謙虚さも忘れないよう気をつけます。「教員は完璧でなければならない」という思いが自他ともに強く印象づけられていることで、時として素直に自分の非を認めない教員が少なからず存在します。教員として最も大切なことは子ども達と真摯に向き合うことだと思います。そのため笑顔と謙虚さを忘れないようにします。

とおっしゃっています。
アルバイト先のスーパーはどんなに強いライバルが隣に出来ようとも大繁盛は間違いありません。アルバイト先の素晴らしさを頂いて、日本一の先生になって下さい。ありがとうございました。



トップページ
寿崎育英財団とは
理事長挨拶
募集要項
お問い合わせ
寿崎育英財団各県案内
私を語る
 商業界

 寿屋OB会

 ロータリー

 理事長からの
 メッセージ


寿崎育英財団
住所 熊本市中央区水前寺6?1?38
TEL/FAX 096-340-8520

Copyright(C)2010 寿崎育英財団 All rights reserved.