令和2年5月10日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

今の季節全国の叫び声は「外出禁止」です。コロナウィルスをもらわないように、人に移さないように。先日までテレビによく出た日本の桜の名所の絵。今大切なことはコロナの1日も早い終結でしょう。テレビをあければすべてのテレビ局のお伝えはコマーシャルを除けばコロナ対策先ずは外に出るな、です。戦争を含めて世界中これ程被害の大きさ死亡者の多さ、私95才心不全コロナに感染したら瞬間この世に居られません。そんな怖い季節です。奨学生の皆様どうぞ「用心は臆病にせよ」の教えを厳しく守っていこうではありませんか。

最初の方はテレビで漁師の60〜70才の方が一からピアノの練習のお話のもとは「水滴岩を穿つ」事業で最も大切な言葉です。では、

○近況報告としまして、最近知って感慨深いな、と思ったことについて述べさせて頂きます。私の好きなクリエイターの方が言っていた言葉なのですが「水滴岩を穿つ」という言葉です。ほんの少しの水の滴も絶えず落ちていれば岩に穴をあけるように努力を継続することで困難を乗り越えられるという意味です。この話を聞いた次の日にテレビで、漁師として数十年働いた6、70代の男性がピアノ経験者でも難しいとされている曲を自己流で一からピアノを練習して7年間毎日何時間もひき続け完成させる様子を拝見しました。男性はたまたまテレビでひかれていた曲を弾きたいと思いたったことで初めてピアノを弾き始めたようです。絶対にできないと音大を出た奥様に言われながら1人で練習をはじめました。私は7年かけてこつこつ練習し完成されたその曲をテレビで見ていた時、思わず涙を流していました。ピアノの音、男性の真剣な表現、これまでの練習の時の思いを想像し、すべてが美しく尊いものだと思いました。そしてそれと同時に私の中で、私は生活の中で継続しているものがあるかと自分をかえりみました。私の中でいろいろな可能性を感じ勇気を頂きました。なにか夢に向かっている最中はきついことや苦しい思いをする時があります。しかしそんな時こそゴール(目標・夢)を意識すること、周囲で支えてくれている人が居ることを忘れてはいけないと思います。自分で苦しいと思う時には一点に集中しすぎていないか、周囲を見渡すように心がけたいです。私はまず1つの目標である看護師国家試験が16日にあります。焦らずこれまでやってきた自分を自分が一番信じて臨もうと思います。松竹梅の言葉、梅の価値は低いかもしれませんが、そんな梅が一番に人々に春の訪れを伝えてくれます。もうすぐ梅の花が咲きます。私も私自身の花を春に咲かせられるよう一歩一歩継続していこうと思います。末筆になりますが、先日1月23日の奨学生指導会、とても有意義な時間でした。ありがとうございました。心に響いた様々なお言葉を胸に日々前進して参ります。

とおっしゃっておられます。
6、70才と思える漁師を数十年なさった方が1からピアノを7年練習がテレビで。見ていた奨学生の涙。やれば出来るのは人生と悟る姿を私に教えて下さいました。口うるさい奥様?もこんな男だから結婚なさったのかなと愚考させて頂きました。ありがとうございました。


次の方、禍を転じて福となす、お考えの人生観のようにお見受けいたしました。お読み下さい。では、

○現在世界中でコロナウィルスが流行しており新聞もニュースも毎日その話題でもちきりです。日本中がコロナという目に見えない未知のウィルスに怯えているようです。小学校や中学校、高校などが一斉休校、図書館や博物館などの公共施設の閉館が相次いでおり、改めて今日の日本は未曽有の異常事態なのだと思いました。私の大学の卒業式も中止になりました。奇麗な袴で着飾って、級友達と最後の思い出を残せないことは、本当に残念ですが現状を鑑みると仕方ありません。友人と計画していた卒業旅行も中止にしました。4月から新人看護師として働くために、コロナに感染するリスクは負えないと友人と相談しました。そのため2月末から最近は外出も控えています。ずっと家にいるため共働きの両親に代わりに家事をするようになりました。以前は空いた時間に手伝いをする程度で国試前にはそんな余裕はありませんでしたが、今ではほぼ全ての家事を私が担当しています。家事といえどもコツを掴んでスムーズに行えるようになると結構達成感があったりします。特に料理にはまっていて献立を考えて、スーパーに食材を買いに行くのも慣れてきました。まだ要領が悪く手間取ったりすることはあるのですが、家族に食べてもらって美味しいと言ってもらえることが嬉しくて楽しいので料理が新しい趣味になりそうです。今月が最後のお手紙になります。財団からは3年もの間毎月奨学金を頂き、誠にありがとうございました。家計が苦しい中で学業のためバイトができない時期でも毎月頂ける奨学金はとても心強く有難いものでした。また毎月受領書と一緒に提出するお手紙ではメールやSNSなど電子上でしかやり取りのない侘しい現代において自分の手で紙に文字を連ねる楽しさや、相手に伝える言葉を考えて選ぶ面白さを教えて頂きました。私には壽崎様以外にお手紙を認めることが無かったため勝手が分からず稚拙なお手紙だったことと思います。しかし1ヶ月の近況を思い返しながら文章を書くというのは自分の感情やその時の情景を改めて思い返す良い機会となっていました。そうして思い返すことで気持ちの整理をつけたり、その時には分からなかったことが腑に落ちたりすることもありました。長い間、私の大学生活を見守り支えて頂きましたことを心より御礼申し上げます。

とおっしゃっておられます。
家事で美味しいと言われる喜び奨学生として近況報告は自分の手で私に文字を書く楽しみ等を教えて頂きました。ありがとうございました。


次の方ご自身の目標栄養教諭の道の為実習であれ何であれすべて勉強だとお考えの方の報告です。では、

○私は今病院での実習の真っ最中であります。私は栄養教諭になるために今の大学に入学したのですが就活を目の前にしている今、栄養教諭の道だけでなく、他の選択肢を考えてみることもあり、なのではないかと思いはじめました。実際に今病院の実習の中で自分の知らなかった病院の栄養管理士の魅力が沢山見えてきました。私は昔から、これと決めたらそこしか見ない癖があるため、これまで病院で働くという考えをまったく持っていませんでした。しかし今の私は病院で働くことに興味を示し、実習では疑問に思ったことや、分からないことはできるだけ時間を見つけては先生方に聞くようにしています。午前中は調理現場で色々な作業を行っているのですが、その中で果物が4種類位あったり、食塩がそのままついていたりと「これは何の為なのか?」という疑問が様々浮かびます。そこで分かったことは糖尿病の方におけるエネルギーコントロール食では果物が必ずつき、その中でも易消化の方には食べられない果物の種類が多かったり缶詰の種類が多かったり、缶詰は禁止だったりと、大学の授業だけでは学ぶことのできないことが現場を通して沢山学べています。日々馴れないことばかりで疲れを感じていることは確かですが、今はそれ以上に得られる知識の多さに毎日が楽しいです。もちろん1番は栄養教諭という夢を叶えることに焦点を置いていますが今は色々な知識をつけて自分の知識の幅を広げておくことが将来に繋がるのではないかと思っています。病院実習も残す所あと1週間です。その後には老健での実習も待っています。今は実際の現場を通して吸収できることは全部吸収していこうと思います。

このようにおっしゃっておられます。
今では目的の為に貪欲に自分のものにしたいとおっしゃる姿。何の事業、お仕事成功するお考えのようです。どうぞ続けて頑張って下さい。ありがとうございました。


次の方、企業で研究を行うための準備。九州大学への進学は次の目標の為です。日本経済への貢献を目標です。では、

○学業の生活については2月12日に卒業論文発表会が行われ、大勢の学科の教授の前で自分にとってははじめての研究発表を行いました。やはり発表は緊張して、いつも通りの発表を行うことはできませんでしたが、なんとか質疑応答まで終えることができました。これからもっと研究発表を重ねて分かりやすいプレゼンテーションができるようにして自分の研究成果をしっかり評価して頂けるように頑張りたいです。卒業論文発表を終えても卒業論文の執筆はまだ終えていないので発表会の質疑応答で学んだ自分の研究の不十分な点を補ってより良い論文が書けるように頑張りたいと思います。また2月17日から一週間日本ケミコン(株)の神奈川研究所で行われたインターンシップに参加しました。じぶんの大学で行っている研究とは全く異なる研究テーマでの実習だったため、測定器具の使い方やその分野の基礎知識を学ぶことに苦労しました。しかし実習で行った研究内容はもちろん、その他に研究・開発部門で仕事をする社会人の様子や研究したものが商品化する流れなどを実感することができ、企業で研究を行うための準備を進めることが出来たと思います。生活ぶりについては2月15日に礒海水浴場にて行われた鹿児島大学ウィンドーサーフィン部主催の錦江湾カップの手伝いに行きました。前年度部長として運営を行ったときよりスムーズに大会を行うことができていたので、後輩たちが頼もしくなったことを実感できてうれしく思いました。自分も日々成長を目標に頑張ろうと思います。また2月25日・26日に九州大学に進学する準備として引っ越しを行いました。4年前と同じ姿になった部屋を見て大学に入学した時の思いを思い出し、入学した時の自分の目標に近づけたかなどを考え、次の目標に向かって頑張る決意が出来たと思います。最後になりましたが、この1年間奨学金を振り込んで頂きありがとうございました。4年間の中で院試・卒業研究などで最も忙しい年だったのでとても助かりました。これから日本の経済に貢献できるような素晴らしい製品を開発できるような技術者になれるように勉強がんばっていきます。

とおっしゃっておられます。
工学部の方だと思いますが、インターンシップなどの勉強研究で幅広い勉強。もの足りなくて工科系では理想としておられる九大に入学して研究なさる。どうぞノーベル賞目標に頑張って下さい。ありがとうございました。


次の方は予備校でのアルバイトは職員並の働きは社会勉強と頑張っておられる報告です。では、

○奨学生でいるのも今月で最後となりました。最後の近況報告をいたします。私は今やっと約2ヶ月という長い春休みを終えようとしています。せっかくの長期休暇ですが、今年は日本中がコロナウィルスを警戒している風潮もあり思い切ったこともできず、何だかもどかしい心持ちで過ごすこととなりました。そんな中でいつも以上に頑張ったのがアルバイトです。私は出身の予備校でチューターとしてアルバイトをしており、決してお給料は高くないですが自分にとって社会勉強だと思って働いています。この時期のお仕事は入塾募集の受付事務です。電話対応や、窓口での手続き、認定書の発行など職員同様の働きです。未塾される方や電話をかける方にとっては私たちが大学生であることなど関係ありませんし、知る由もありません。そのため学費のことや入塾手続きの詳細など全て頭に入れた状態で最善の対応を目指します。特に今年はコロナウィルス対策で色々と手順が違うので、より臨機応変さが求められることになりました。私はこのような業務ができ優秀な大人の方々と働く環境のあるアルバイトはなかなか経験できないと思っています。この特別な春のアルバイトだけでかなりのコミュニケーション力や精神力、対応力、判断力が身に付いたと実感しております。そして何より自分に自信が持てるようになりました。長年自信を持ちなさいと様々な人に言われ続けた私にとっても今一番堂々としていられるのが予備校での職場であると感じます。来年は就活で同じようには働けないですが今年までに身につけた様々な力を社会人になってから存分に生かしたいです。最後に来年度の抱負を述べて終わらせて頂きたいと思います。来年度は大学3年生になります。やりたいことにチャレンジできる最後のチャンスだと思っています。私は好奇心が旺盛なので後悔することのないよう自分が気になっていることにはためらわず挑戦していきたいです。またそれが自分探しにもなるはずです。私は就活を控える中自分が本当にしたいことが具体的に見えておりません。それを見つけることが私の次年度の目標です。

とおっしゃっておられます。
誠に経営者感覚の方です。素晴らしい。会社の建て直し再建に最もふさわしい方の文面を伺わせていただきありがとうございました。


次の方、話すことの苦手は新聞や本などの教養不足と相手の人がわかり易い言葉づかい相手の目でわかります。では、

○私はインターンシップと公務員試験勉強に忙しい日々を過ごしています。1つ嬉しいことがありまして、ある民間企業から内定を頂くことができました。夏インターンシップに参加した人向けの早期選考によるものです。自分の価値を認めてもらえたような感じがして就活が本格化する前に1つ自信がつきました。インターンシップについて今月だけでも5社ほど参加してきました。物流や通信、インフラを中心にしました。中でも印象深かったグループワークのフィードバックでは話す力についてです。話す力はないのではなくそのための話す材料がないだけということです。私は話すことが苦手だと思っていましたが、改善のためにはまず新聞や本などで教養を身に付けることに加え文章構成を整え伝わりやすくするということを意識しようと思いました。公務員試験勉強の方は初めて模試を受けてきました。まだまだ勉強不足で私に足りない部分を自覚することができました。結果の良し悪しだけに左右されず6月までに地道な努力を続けていこうと思います。感染症の拡大が心配されるのでお体にお気をつけてお過ごしください。

とおっしゃっておられます。
結果の良し悪しだけに左右されず地道な努力を続ける、人生の教訓と承る心大切にと。ありがとうございました。


次の方医師国家試験に合格おめでとうございます。私は免疫力を高めること。皆様の健康を祈る。とお医者様の言葉です。では、

○毎日報道でコロナウィルスについてさまざまな情報がとびかっており、悶々とした日々が続いています。私はとにかく免疫力を高めておこうと食事(特にビタミン・ミネラル・タンパク質)の摂取と睡眠に気をつけて過ごしています。皆様がどうか健康にこの1年すごせるようにと祈るばかりです。理事長は周囲の方の幸せのために日々頑張られていることと思いますので、くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。さて近況報告ですが本日医師国家試験の合格発表がありました。無事に合格していました。内心安堵すると同時にこれまで支えて下さったたくさんの方々の力添えがあってのものだなと心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。5年間奨学生として採用してくださったこと。指導会でのお話。力強い握手。絶対に忘れません。私も理事長のように周りの方のために尽力できる人になりたいです。今まで本当にありがとうございました。

とおっしゃっておられます。
お医者様のなられて良かったです。病気で悩み苦しんでおられる方に手を差し伸べる方。ありがとうございます。


次の方は卒業論文の提出発表直前までの推敲で物事の取り組み順。文献調査とインタビュー。そして知る喜びの報告です。では、

○今回のご報告では学術面と私的なことの2点についてお伝えいたします。先ず学術面では卒業論文の提出と卒業論文発表会を無事に終え先生からの評価により私は今年度で大学を卒業することとなりました。卒業論文・卒業論文発表については提出・発表期日の直前まで作成と推敲に励んでおりました。このような中、感謝なことに多くの学びと経験が与えられました。第一に物事について先手を取り早めに取り組み始めることが重要であることをつくづく感じました。これまでの私は苦手なことやイメージがわかないこと、長期間を要する課題を後回しにしてしまう弱さがありました、しかし卒業論文に取り組む中で自身の弱さがありました。しかし卒業論文に取り組む中で自身の弱さを克服する必要があると感じ、私生活の身近な課題や優先すべきことに率先して取り組むことに励みました。なかでも不必要なスマートフォンの使用や楽をして休もうとする思考を断ち切ることに取り組み続けています。第二に探究の重要性です。私は卒業論文のために文献調査やインタビュー調査を行いました。調査をすることで多くの新たな知識や扱う分野の課題に気づくことができました。これからもより多くの知識と深く正しい知識を求めて生涯学習に励みたいと思います。第三に「知る」ということに楽しみを覚えたことです。それまでの学生生活では誰かに強制されて勉学に励むことが多くありましたが、今回の論文では自主的に題目を決めて勉学に取り組むことで新たなことを知ることに達成感と他の惜しさを覚えることができました。以降大学生活は終えますが卒業論文で学んだ良いことを覚え自主性をもって生涯学習、勉学に努めていきます。2点目の私生活では2月中旬に韓国から若い音楽家グループをお招きして、地域やキリスト教会のイベント活動を行いました。この期間も大変恵まれて励ましと学びを頂きました。期間中は多くの予期せぬ問題(@予約していた会場の不備によるトラブルAイベント前日まで参加確定者が数名であったことBゲストの帰国便が天候により運休になったこと)がありましたが「神様に導かれた。神様にのみできる業だ」と言えるほどの解決があり、とても貴重な体験をしました。また韓国の若者が日本人や地域、教会、神に仕えようとする姿から愛を受け取り、心身ともに力づけられました。そして彼等の姿を通して私が行っている奉仕活動や、ミニストリーにおけるビジョンを頂きました。特に私は教会にて子どもたちや若者を対象にした活動に取り組んでいるため、その場に与えられているお友達や若者が今回のゲストのように神と人への愛を持って仕える者となるように自らも成長と手本を示すことに努め、次世代を育てることの用いられたいと考えました。

とおっしゃっておられます。
卒業論文を仕上げるプロセスはすべての人に勉強(私も)になるのではと考えながら写させて頂きました。ありがとうございました。


次の方子供3人を育てた母上のお話に感動いたします。留学する為にメンバーは親からの援助を受ける話を聞く気持ち。お母さんは60才。「母は強」とは話では伺えますが、こうして奨学生の近況報告を書き写させて頂きますと手が震えます。どうぞお母様に感謝を込め留学で最高の勉強ができますよう。では、

○感染症の拡大が危惧されており一層日頃の体調管理に力が入ります。理事長もお変わりないでしょうか。現在4月からの留学に向けアルバイト漬けの日々が続いています。毎日働いてもお金の不安はなくならず、友人たちが春休みに入り旅行の出かけている様子や同じプログラムに参加するメンバーが親からの援助を受けることを聞いては不満が募る一方でした。自分の目標には「お金」は高すぎる壁でどうにもならない現実と向き合った月でした。生活のある中でお金を貯めること、働き続けることの大変さが身に沁み理事長をはじめサポートしてくださっている方々への感謝の気持ちもより増しました。そんな日々の中で改めて母の偉大さを感じました。母とは勤務時間の違いであまり顔を合わせることがないのですが、時々会うと必ず「いつもお疲れ様、ありがとう」と声をかけられます。母も同じように働いているはずが私にとても感謝をしてくれるのです。母はこのような生活を何年も続けているのだと思うと胸が苦しかったです。幼い頃に感じていた母の奮闘ぶりは今の私ほどの収入で子ども3人を育てた事実に変わりなく、到底私にはできないことだと痛感しました。今の自分は少なくとも自分のやりたいことのために働いており、それを実現できるだけの環境が整っています。私は不満を言えるだけ恵まれていたのです。「母は強」とよく言いますが、そのような言葉では言い表せない程の誇れる「母」だと感じました。そんな母は今年2月で60を迎えました。日頃の感謝もしっかり伝えたいと三姉妹でお祝をすることにしました。留学前、最後の家族の時間、決して当たり前の時間ではないと知っているからこそ、大切にしたいと思い、そしてこれだけ悩み考えた時間、費やすお金、1年間という長い時間を無駄にすることのないよう残り2ヶ月準備を怠らず、努めてまいります。

とおっしゃっておられます。
3人の子どもさんを育てあげたお母さん。神わざと思います。私にはできないことだと。又留学についての強い意志こそお母さん譲りの強さなのでしょう。60才のお祝も娘達の懐を知ってどんな気持ちでしょう。ありがとうございました。


次の方はコロナウィルスに振り回されている日本。その大学で激変の報告をいただきました。では、

○3月8日のホワイトリボンランは中止になってしまいましたが、当日運営委員だけで予定のコースを走ってきました。快晴でこんな日にマラソンができていたら最高と思いましたが、コロナはさらに深刻さを増してきて、自粛して大正解だったと思います。コロナの余波で大学開始も4月1日から4月20日に延期になりました。それまでの期間は部活動禁止だけでなく、医学部ではカラオケが禁止、アルバイトや3人以上の集まりも自粛。帰省せず各自鹿児島で待機の要請がなされています。毎朝体温を測り記録を提出するのも義務になりました。私達普段授業を受ける教室は一歩廊下に出れば目の前を患者さんが運ばれていったりします。病院の患者さんたちに感染させてしまうと重症化の恐れもあると思うので私達は他の学生よりももっと慎重に行動せねばならないと思います。先日は看護師として県内で働く友人に会いました。マスクは1日1枚、師長さんは患者に接する機会が少ないから1週間に1枚だそうです。毎日いろんな感染症の患者に接しているのにマスク1枚でどうしたらいいのだろうと話ました。京都では、看護師にはマスクは1週間に1枚。東京ではマスクやガウンが不足し、緊急以外の手術は中止になっている病院もあると聞きました。こんな事態になっているとは露知らず大変驚きました。7月には管弦楽部として医学教育学会で演奏する予定だったのですが中心になりそうな予感です。合気道部で参加予定の西日本医学生体育大会も毎年8月にありますが、オリンピックも延期になるような時に医学生が全国から集合してよいものかと思います。我々医学生には慎重な判断が求められると思います。早く収束するよう祈りつつ益々勉学に励みたいと思います。寿崎育英財団には1年間ご支援頂き誠にありがとうございました。お陰様で一番大変だった解剖時期にアルバイトを辞め勉強に集中することができました。去年は勉強したい、勉強したいと思いながらアルバイトをしていたので今年専門の勉強に専念できたのは有難いことでした。今後も見守って頂けたら幸いです。

とおっしゃっておられます。
コロナの為、大学生の楽しみは見送りたくさん。ものごとがピークを迎えると納まる時が知づいて来る?のではないか。いろいろな体験を考えると武漢が3ヶ月と聞きます。早く終わって頂くよう心から祈ります、ありがとうございました。
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