令和2年3月
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

3月は卒業の月。奨学生の方々も皆様のお手紙はこれが最後とおっしゃる方ばかりと申し上げてよい3月です。加藤清正公の菩提寺本妙寺の参道の桜は楽しい散歩道です。テレビで見る桜の名所は進入禁止のようですが、桜そのものは美しい、そして楽しい、青葉若葉の山々も楽しいながめです。就職なさる方々大学院に進学なさる方、夢いっぱいの毎日でしょう。お体にはくれぐれもご注意なさって夢が叶えられますよう心からお祈り申し上げます。

最初の方保育士になるのが夢で、実習はご自身の出身園でなさっておられる報告です。では、

○私が行った園は私の出身園であり中学2年のナイストライで行かせていただいた園でもあり、私はこの頃から「保育士になる」という夢を抱き高校、大学と保育の道を歩むきっかけをくれたいわば原点とも言える場所での実習でした。それだけの思いもあり毎朝の園庭掃除は楽しく知っている先生からあだ名で呼ばれて孤独を感じることもなく、心配していた要素が1つもない状況で行うことができ、心の底から楽しむことができました。なにより「自由」というのがとても自分に合っていて子どもたちがやりたい遊びをやりたい時にできる環境が整っていて、とても見ている私も楽しかったです。さらに私も幼少期に木登りやさら粉づくりや川遊びなど全く同じことをやっているのを見ると体感的にも心にもその当時の楽しかった思い出がよみ返り、きっと私が本当の遊びの学びが出来ていたからこそ、こうやって覚えているのではないかと思ったのでやっぱり変わらない園の保育にとても魅力を感じました。もちろん15年も経っているため園舎は新しくなり保育の形態も異年令に変化もしていました。でも園の雰囲気は全く変わっておらず、本当に懐かしく思いました。先生達は危ないことも発達から出来る子、止めた方がよい子など見極めて対応しており子どもの実態をよく把握し、子どもを信じているなと強く感じました。私はこういう子どもの“やりたい”を尊重し危ないこともしっかりと見守ってくれる保育をしたいと思っていて実際にそれをやってくれた私の先生方に感謝したいなと思っています。私が体験した幼少期が今の夢となり、生き甲斐となっていることを実感した実習になり、とても良かったなと思います。自分の保育を探し続けた3年間ようやく見つけた気がします。あと5日残っている実習なので、この5日間をより実りのある実習にするために出来ることを見つけていきたいと思います。

とおっしゃっておられます。
育ちざかりの幼児のやりたい冒険、親なら止める。この保育園ではさせて見守ってあげる。子どもの将来の為にもプラスのお話。ありがとうございました。


次の方です。この大学は大分県の誘致した大学で世界各国からの学生です。最初の方の報告です。では、

○いつもお世話になっております。インドから参りました立命館アジア太平洋大学の国際経営学部の4回生のバーラ・サヒルと申します。先日私を公益財団法人壽崎育英財団奨学生奨学金の受給者に選んで頂きありがとうございます。この奨学金を頂けることに感謝します。この奨学金を受け取ることは多くの点で私を助けてくれます。この奨学金から私は自分の毎日の生活の費用をカバーできております。私のアルバイトの時間も減らすことが出来ていると思います。今4回生の学生として私は学校でマーケティング専門の授業をとっています。その授業で、私達は様々なプロジェクトをやっています。例えば今私たちはヤマト運輸と一緒に再配達の問題を解決するために国際学生や観光客の人に荷物の受け取り方などをお知らせする活動をしています。さらに授業以外でも私は福岡天神のアップルストアでインターンシップをしています。現在私は毎週3日間福岡に行って実際にアップルストアで、授業で学んだ様々なマーケティング理論を活かせています。そのおかげで、クラスで学んだことをもっともよく理解することができています。これからも私は自分のインターンシップを続けていき、さらに就職活動を始めたいと思います。この奨学金を受け取ることで経済的な支援を受けて私の夢を達成することができると思います。私は公益財団法人壽崎育英財団に感謝します。ありがとうございます。

とおっしゃっておられます。
インドからの留学生の近況報告を一字も欠かさず写しました。今年の卒業の方と思います。日本で就職し、日本とインドの架け橋の役目を担当して下さい。ありがとうございました。


次の方は4年間仕事と大学院の両立。そのためか人の3倍働くことができた方の報告です。では、

○今年度の最後の近況報告です。3月16日に無事学位審査会を迎え発表を終えました。審査の先生方からは今後の研究につながるアドバイスを頂き、現在追加実験を検討中です。今後は学位授与して頂くのみです。この4年間仕事と大学院の両立は非常に厳しいものでした。途中研究が行き詰まり卒業など絶対無理だと思っていましたが、何とか終了することができました。在学中は土・日・祝日と平日の夜の限られた時間で研究をしていました。効率的に研究するためにどうすればいいのかを常に考え行動していました。その力は今の職場にも十分に生かされるようになりました。同じ時間で人の3倍働くことができました。このように無事大学院を終了するとこができたのは研究室の教授、准教授、ラボのメンバー、職場の上司、両親、寿崎育英財団の皆様など多くの方々の存在があったからだと思います。援助、応援、助言を日々もらえました。本当に感謝しています。今年は病理専門医試験合格と大学院卒業を目指し無事両方成し遂げました。今後の人生でどんな困難にも打ち勝てるでしょう。得た知識で当分は宮崎県民の為に働きますがタイミングがあえば獣医系大学で教員として働いて後輩を指導してみたいです。成し遂げるためには、どんな努力も惜しまない覚悟です。理事長見ていて下さい。私の夢はまだまだ続きます。3年間お世話になりました。

とおっしゃっておられます。
凄い!!という言葉しか見当たりません。世の大成功なさった方にも劣りません。ありがとうございました。


次の方は国家試験に合格。迷った末の選択でした。これから歯科医師として歩むお話です。では、

○奨学金を頂くのは今月が最後になりました。はじめに、歯科医師国家試験の合格発表が先日3月16日に行われ、無事合格の通知を頂きました。今まで自分を信じて勉強してきた成果が出て本当に嬉しく思います。この免許と共に私はこれから歯科医師として歩んで参ります。大学に入ってからもしばらくは、本当は将来どのような仕事をすべきなのかはっきり決めることができずにいました。ずっと迷いつづけて4、5年生の時にようやく歯科医師として頑張るのだ、という実感が湧き自分の人生として改めて歯科医師の道を選択することができました。その矢先、寿崎育英財団様のお食事会にお招き頂き、様々な学生がそれぞれ自分の夢を持って勉強していることがわかり、さらに自分もハッキリとした夢を持とうと、非常に励まされたのを覚えています。毎月理事長殿にお送りするこの手紙を書くにあたっても毎月の自分を振り返り、結果的に自分を成長させてくれる存在で、非常に貴重な人生経験となりました。直接お話する機会は少なかったものの、理事長殿の素晴らしいお話やお考えを拝聞でき、奨学金以上に大切なものを沢山頂きました。他の奨学生も毎年私のように活気づけられて力強く勉学に励まれたことと思います。今まで2年間本当にお世話になりました。あたたかいお心添えに大変感謝しております。奨学生としてはこれが最後となりますが、今後もこの思いを忘れずお会いして際にはお話ができればと思っております。

とおっしゃっておられます。
今から歯科の先生として患者様の治療をなさる方の大学卒業の思いを伺いながら目頭が熱くなりました。ありがとうございました。


次の方は看護師国家試験へのご苦労のお話。どうか合格なさって食べものが十分喉を通りますことをお祈りいたします。では、

○今月16日に看護師国家試験がありました。看護師の免許を取得するための試験で今までの大学4年間の集大成でもあります。またこの試験に合格して看護師として厚生労働局に登録されなければ、私は内定を頂いた病院に就職することもできません。そのため不安と焦燥感に押し潰されそうになりながら受験に向けて必死に勉強しておりました。試験日が近づくにつれて不安は大きくなり寝ても覚めても受験のことしか考えられなくなりました。不安で眠れない日もあり、そういう時は朝まで勉強して過ごしました。試験の3日前からは食欲が落ちて当日などは飲み物しか喉を通らないくらいに緊張しました。試験中は自分の解答が全部間違っているような気がしてならず、模試の時よりも時間をかけて丁寧に問題を解きました。試験はあっという間に終わってしまったように感じました。試験後も不安や緊張は無くならず、依然として心に重くのしかかっていました。2日後の18日に大学にて同級生全員で自己採点しました。結果は合格範囲内でした。マークシートのミスなどがなければおそらく合格できると思います。私は自分で採点した点数を見て、やっと方の力を抜いて大きく息をすることが出来ました。大きな安堵を感じてそれまで息を止めていたのかと錯覚するくらい何度も深呼吸しました。合格が決定するのは3月にある厚労省からの発表を待たなければなりませんが、やっと気持ちが落ち着いたため、お手紙をしたためることができました。拙文ではございますがご報告させて頂きます。

とおっしゃっておられます。
写させて頂きながら映画を見ている感じでした。試験前の苦悩の日々。最後の深呼吸を何度も。合格おめでとうございます。いよいよ奉仕は始まります。お体を十分お気をつけ頑張って下さい。ありがとうございました。


次の方はアルバイトの1つに朝8時から深夜2時まで。親からの仕送りは一切なし。弟の進学資金は自分から。学生時代から苦労。必ず大成功する方です。では、

○私は大学1年生の時から4年間も貴財団の支援をして頂きました。毎月頂けるこの給付型奨学金はTOEICなどの試験の費用や参考書の購入代、生活費に主にあてさせて頂きました。この奨学金がなければ乗り越えられなかった出来事が1つあります。私はこれまで生活の為に2つのアルバイトを掛け持ちしており、毎週末は朝8時から深夜2時までアルバイトに明け暮れておりました。しかし親からの仕送りは一切なく、別の奨学金を全て学費としている状況から貯金はほとんどすることが出来ずにいたので、貴財団からの奨学金だけは出来るだけ手をつけないようにしておりました。そのような状況の中母の持病の悪化や祖母が難病になってしまったということもあり、弟の進学資金の為に私の学費が使用されてしまいこのままでは大学を除籍されてしまうかもしれないという可能性が出てしまっていました。一時は途方に暮れてしまいましたが貴財団からの奨学金と、これまでの自分のささやかな貯金、そして周りの助けのお陰でなんとか大学4年生を無事に終えることが出来ました。4年生になり、上記の出来事から、うつ病・自律神経失調症を発症してしまいました。しかし貴財団のホームページから他の奨学生の近況報告を読ませて頂いたり、指導会で様々なお話を聞いたりして大変なのは自分だけではないと考えるようにもなり、体調も良くなりました。前向きに考えられるようになったお陰で大学受験にも挑戦し熊本大学大学院医学教育部に合格することができました。更に2年間自分の夢に向かって日々邁進していきます。卒業論文も無事に終え3月20日は卒業式です。4月からは新しい環境で大変だと思いますが、医療と通して人の役に立ちたいという思いを絶対に忘れないようにしたいです。本当にこの4年間は貴財団の支援が無くては過ごすことの出来なかった時間だと思います。ありがとうございます。これからも貴財団の奨学金で救われる方は絶対にいます。本当に有難うございました。

とおっしゃっています。
このままでは大学を除籍されるというピンチの状況を切り抜けた方、誠に立派です。私は21才の時に(昭和21年)父を亡くし授業料が払えず、除籍処分になりました。ほんとうにこの学生さん立派です。ありがとうございました。


次の方はセブ島への語学留学で特に印象に残ったことの近況報告です。自分の生活の恵まれるお話です。では、

○先月からセブ島への語学留学に行っており先月分の近況報告を送ることが出来なかった為今回2ヶ月分の報告をさせて頂きます。私はその学校へ約1ヶ月通いました。今回のような留学は私にとって人生で初めての経験でしたし、そもそもたった1人で海外へ行くということ自体が初めてでした。この度留学で経験したことは一生忘れがたいものとなり特に印象に残ったことがあります。それは、セブ島内の地域ごとの経済的格差がとてつもなく大きいということです。首都のマニラなどが含まれるメトロセブといわれる主要都市圏では高層ビルや大型ショッピングモールなどが建ち並び道路もきれいに舗装されており、日本で見ることのできないような光景が広がっていますが、これらの主要都市から少しはずれると全く違う光景が広がります。むき出しのコンクリートで作られた家々が無数に並び多くの人々が路上で店を出し生活をしています。車やバイクが道路を行き来しているにもかかわらず器用に間を通り抜けながら路上で水や雑貨を売り歩いている人々も見られました。特に衝撃を受けたのがスラム街での生活レベルです。スラム街は炊き出しのボランティアのために赴きました。発展途上である国の現状を肌身で感じたいと思ったため参加しました。電気はかろうじて通っており、水は水道ではなく井戸から調達します。野良犬が多数うろつき、お世辞にも私の感覚としては快適な生活ができるとは思えませんでした。私は集落のうちある家族の家にお邪魔させて頂きインタビューをしました。両親子ども4人の計6人で生活しており、父が手作りの釣り針を街へ売りに行き、その収入で生計をたてていました。話をしてくれたお母さんによると集落で生活をしている120人程のうち、ほとんどを子どもが占めており、村に1つだけある学校を模した建物の中で日々授業を受けているのだそうです。大半の子どもは医者や教師になることを夢見ていますが、高度な教育を受けることが出来ないことから資格の取得が難しく、清掃員やデリバリーとして街に働きに出て行くようになるのだそうです。集落に住む人々はわずか100円程度でしかその日その日を過ごすことが出来ないそうです。近年ファーストフード店の店員ですら大卒の資格を求められるようになってきているらしく、だんだんそのような職種が増えてきているのだそうです。従ってスラム街のような貧しい環境で育つ子どもたちが就く職業がひどく狭く限定される可能性があります。「教育」というものがこれ程まで人々の人生に直結していることを再認識しました。日本では義務教育として9年間の教育の機会が保障されています。しかしそれは大変恵まれたことであり、現地の子どもたちにとっては決して普通ではないことがわかりました。教育を受けられない人々がおちいらざるを得ない負のスパイラスから脱出することが出来るようフィリピン政府は国をあげて取り組み必要最低限ではなく一定水準かそれ以上の教育が提供できるよう尽力する必要があると感じました。自分の日々の生活がどれだけ恵まれているのかを実感し感謝する良い経験となりました。また日本の教育の在り方にも目を向け考えていこうと感じました。この度奨学金のおかげで実りある留学と生活を送ることができ感謝いたします。この経験を糧としてこれからも成長していきたいです。今現在、非常に切迫した状況が世界中を取り巻いている事態であると存じます。人間とは不安と恐怖を目のあたりにした途端こんなにも脆弱になるのかと日々のニュースで痛感します。今我々の求められていることは自分の頭で考え何をすべきで、どういった行動がどういう結果になり得るかを1人1人が自覚し、考えることであると感じます。1人1人のモラルが問われる行動が必要です。特に私が疑問を呈して止まないのが、日々感染者が増えているこの状況で小・中・高校が4月から通常通り開始されようとしていることです。都知事が提示した「三つの密」がすべて該当する学校という場。授業を再開して言い訳がありません。集団感染が確実に起きることは目に見えているのになぜ授業再開をこの時期に強行するのか。ろくにマスクのような衛生用品が手に入れにくい状況で子どもたちを一堂に介させようとしているのか。やり場のない疑問と怒りの感情でいっぱいです。子どもたちの命を軽視しているとしか思えません。どうしてこんなにも日本の教育界のトップには合理的かつ迅速な判断が下せる人がいないものか、と憂う毎日です。人々の生命が脅かされている事態であることを真に理解しているのかどうかも疑わざるを得ません。

フィリピン留学のお話。帰国してのコロナについてのご意見ありがとうございました。先ずフィリピンのセブ島の留学で、家庭で会話されたことなど言葉が分かる程前もって勉強なさっておられた事について驚き感動。教育についてフィリピン政府への提言。日本でのコロナ騒動で小・中・高に対する指示。助言私自身も勉強させて頂きました。ありがとうございました。


次の方は授業4年間と教員免許ひとすじに4年間一心に勉強してきた方の報告です。では、

○私の近況報告としまして、3月19日に大学の卒業式がありました。新型コロナウイルスの影響で大学において学部別に規模縮小をして行われましたが、1人1人に卒業証書が手渡されました。大学在学中、理事長をはじめとする壽崎育英財団の皆様には大変お世話になりました。大学4年間は本当にあっという間で、非常に充実した日々を過ごすことができました。大学生活を通してチャレンジしたことが多くあり、その中でも力を入れて取り組んだものが教員免許の取得です。大学入学から常に教師になるという目標を持ち、4年間忙しい授業をこなし、無事教員免許を取得することができました。その結果私は「中学校社会科」「高等学校地理歴史」「高等学校公民科」「中学校保健体育科」「高等学校保健体育化」「特別支援学校」以上6つの教員免許を取得することができ、そのうち「高等学校地理歴史科」の教員免許を生かして4月から社会人として本格的に教育現場で働くことが決まりました。現場では教育実習とは違い戸惑うことも多くあると思いますが、これまで以上に自覚と責任を持って日々精進してまいりたいと思います。自分としては1年目ですが生徒たちからしたら教員は教員なので自信を持って生徒に関わりたいと思います。スポーツの方では社会人サッカートーナメント大会が4月に行われます。よい結果をお届できるように頑張っていこうと思います。また同時に宮崎県のリーグもスタートするので、それに向けても頑張りたいと思います。そのために今後のトレーニングで少しでもレベルアップして開幕戦に臨みたいと思います。4年間を通して行ってきたアルバイトも終わりました。いくつかのアルバイトを行ってきましたが様々な経験をすることができ、教員となって時にその経験を生徒に伝え進路に繋がるようにしたいです。こうして4月から社会人として働くことができるのも理事長をはじめとする壽崎育英財団の皆様や大学の先生方など、いろいろな方に出会い、支援して頂いたおかげです。この事を常に忘れず、その恩がえしとして社会に貢献し、未来を担う明るい子ども達を育成し、自分も成長していきたいです。

とおっしゃっています。
6つの教員免許を取得なさった猛烈な勉強のお姿。アルバイトで世の中の勉強。社会人サッカーのメンバーとして学生時代の出来る苦労努力を全てなさった報告でした。ありがとうございました。


次の方は大学を卒業、大学院へ卒業後も引き続き研究。作業の自動化に成功。2〜3週間かかっていた作業が4時間で。では、

○先日宮崎大学で学科ごとの卒業式が行われました。本来ならばシーガイアという巨大な施設で執り行われるはずでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となってしまい小さな教室での寂しい式となりました。あまりに簡易的な式であったことに加えて私は大学院に進学するので、卒業という実感はそれ程ありませんでした。とはいえ大学を無事に卒業できたことは事実ですので、このことを励みにこれからの2年間を過ごしていきたいです。大学を卒業してからも、引き続き研究を行っています。先週、今まで用いていた工学技術計算ソフトの式をすべて1つのプログラムにまとめる作業を行いました。卒業研究では全国830地点のIDをすべて手作業で入力し、出た結果を、また手作業で入力し、出た結果をまた手作業でコピペするという気の遠くなるような作業を行っていました。しかし今回作成したプログラムにより作業の自動化に成功しました。これまで2〜3週間かかっていた作業がわずか4時間に短縮されました。効率化成功の達成感とともに、なぜこれをもっと早くやっていなかったのかという後悔も若干感じています。これからは急がば回れの精神で効率的に研究を行っていきたいと思います。これまで4年間大学生活を支えて下さり、誠にありがとうございました。理事長そして財団の皆様のご支援は自分にとって大きな力となっていました。私はこの感謝を忘れず、これからも精一杯頑張ります。

とおっしゃっておられます。
例年卒業式は有名な巨大施設シーガイアで行うのが教室で。30年後を考えますと素晴らしい思い出をコロナを加えて自慢できるのではないでしょうか。勝手を申しあげました。ありがとうございました。


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