令和元年10月20日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 
台風19号は幸い九州はそれてくれましたが関東の辺りが大変な被害のテレビ報道でした。
知り合いの方など被害に遭った方など居ませんでしょうか。心からお見舞い申上げます。今回で台風も終わりになって下さると有難いと思います。皆様から頂く近況報告は皆様甲乙つけ難い素晴らしいものばかりです。他の方々の勉強になるものと独断と偏見でホームページに載せて頂きました。お許頂けますようお願い申上げます。

最初の方は熊本の農業発展の為に如何にあるべきか、そして農家の所得向上のために研究をなさっておられる農学部の女子学生の詳しい報告をお読み下さるようにお願い申上げます。 では。

○8月19日から8月30日まで農業研修センターでのインターンシップに参加させて頂きました熊本県の農研センターは合志に位置し新技術の開発や農家の所得向上など熊本の農業の発展の為に尽力している機関です。そちらの生産環境研究所の病害虫研究室にお世話になりまた。1日1日新しい発見がありとても実りある時間でした。実際に業務を体験してみて研究職の大変さや地域への貢献度の高さ、やりがいなど共に作業をしなければわからない魅力が沢山ありました。特に発生予察という毎月ホームページに発信される作物別の昆虫や病気の天気予報のようなものを決定する会議では非常に綿密な討論が行われていてとても驚きました。ほかにも土壌分析やトルコギキョフの斑点病接種、イチゴ苗の下葉かきなど沢山作業を体験させて頂きました。作業を通じて職員の皆さんと関わる中で一人一人がくまもとの農業のためにまた農家の取得向上の為に試行錯誤し仲間との強い連携で努力し続けている姿が格好良くて素敵だと心から思いました。これからの熊本の農業を担う若者の1人として情報を集め同志とつながり何が出来るのかしっかり考えていきたいと思います。そしてこの貴重な体験は学校生活の中、自分の将来に活かしていきます。夏のインターンが終わり秋学期が始まり、あっというまに卒業の季節へと移り変わりそうです。明るく前向きにいきていけたらと思います。

とおっしゃっておられます。
熊本の農業の為農家の所得向上の為の農業研究センターということを教わりました。
ありがとうございました。


次の方はフィリピン語学留学なさった楽しい報告です。 では

○私は1ヵ月間フィリピンに語学留学に行きました。学校がある場所はバギオという市でフィリピンの中でも治安が良いと言われる所で昔日本人がこの土地の開拓に活躍したそうです。そうゆう場所で1か月間学校の寮に泊まり生活してきました。ここで私が得たものについて大きく2つお話したいと思います。1つ目は自信です。私はこの1ヵ月間英語で自分を表現する訓練をしてきました。授業や友達とのやりとりなど、最初は「自分の気持ちを伝えるために正しい英語を使わなきゃ」と思い口ごもる自分がいました。でも大切なのは正しい英語を使うことではなく単語だけでもいいから発信することだということに気がついたのです。それに気づくことができたのは日本人の友達のおかげでした。彼女は単語と気持ちと身振りだけで海外の人とコミュニケーションが取れていました。この彼女と共に行動する中で、自分も同じように発信することに重点を置きコミュニケーションをとっていると、次第に自然とコミュニケーションもとれるようになっていきました。これは自分の中で大きな進歩であり自己肯定感にも繋がったし、英語の壁がなくなった瞬間でした。2つ目に得たものは人との繋がりです。学校の先生はもちろん海外の友達と仲良くなることができました。特に行動を共にした日本人の方はルームメイトでもあり全く何も分からない私に全てのことを教えて下さり観光地に連れまわして海外の友達をつくるきっかけを作って下さったりと本当に素敵な方と出逢えたと思っています。またフィリピンの先生は私が保育園を見てみたいとポロッと言った言葉を聞いて下さり、先生の友人に掛け合って園見学に連れて行って下さりました。そして学校の日本人マネージャーさんもせっかくだからと言って孤児院に掛け合って下さり1日ボランティアと院のスタッフさんへのインタビューもすることができました。保育園と孤児院共に経営方法や課題など知ることができたし、何よりそこで生きる子供たちのエネルギーを感じることができ保育に対する想いがさらに増しました。きっと私は保育の道が転職なのだと改めて実感するくらいに子供達から受取るエネルギーの影響力に驚かされました。この1ヵ月友人や先生子供たちに支えてもらい本当に楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。私と出会ってくれた皆様に感謝したいと思います。そしてこの貴重な経験を活かして真摯に子供達と向かい合っていきたいな思います。9月末からは2週間の幼稚園実習が始まるのですが、今から楽しみな気持ちで一杯です。これからモチベーションを継続させて勉学に励みたいと思います。毎回のご報告で自分の志を新たに成長を感じる喜びを痛感させて下さることに深く感謝しております。

との報告です。
フィリピンの語学留学読まして頂きながら人生の勉強もなさって帰国された、又近況報告が自分の志を新たになさっておられる。善き思いは良き結果をもたらすこれは真理だよと私は教わりました。この奨学生の方はこのようなお方だと思いました。ありがとうございました。


次の方は熊本地震で避難所に行けなかったり断られた人々の為に大学当局にお願いして学生も教授も協力して大学を避難所として開放したお話です。 では

○先月私は精神保健福祉関連施設等の研修に行って参りました。熊本地震発生後に避難所に行くことが出来なかった人たちや、他の避難所への受け入れを許可されなかった障害のある人達を受け入れた大学の教授の講義を受けました。その大学は指定避難所ではなかったが学生さん達や先生たちが協力し自主的に大学を避難所として開放し地域住民の方達が避難生活を送っていた。プールの水をバケツリレーで運びトイレの水として利用したり炊き出しの時に大きな鍋を友人たちなどから借りたりなどするなど臨機応変に知恵を出し合って運営をしていたと知り、学生さん達や先生たちも家が倒壊したり避難している方も同じように被災地域の住民であっても避難所を運営していたのは、本当に凄いことだと感じました。今千葉で台風による被害が大きくなっている。自分に出来ることは何かということを考え積極的に行動していきたいと強く感じました。

とおっしゃっております。
困っている人には何でも使え。ではありませんが大学を使うこんなお話ははじめて聞きました。ご自分の家も被害を受けただろうに。本当に日本人の素晴らしさを示して頂きました。ありがとうございました。


次の方は歯学部5年生で治療の経験するのに患者さんとの信頼関係を築くとおっしゃっておられます。では。

○いよいよ10月より大学の後期の授業が始まります。私たち歯学部5年生は臨床実習、つまり病院で実際患者さんと接することになります。大変緊張しておりますが実際の診療を見ながら学ぶことが出来る貴重な機会です。しかも歯学部ではいくつか治療の経験もすることが出来ます。しっかりと準備を行い勉強させて頂いている立場であることを忘れず、患者さんと信頼関係を築いていけるよう真摯に実習に向き合っていかなければならないと思っています。この場をお借りして目標を2つ設定したいと思います。まず@知識をあいまいにしないこと「分かっているつもり」ではなく他人に説明できるところまで自分で理解すること。そしてA自分の行動を客観的にふり返り生活を律すること。です。言うは易く行うは難しですがこの近況報告のお手紙でよいご報告ができるよう今後頑張ってまいります。

とおっしゃっておられます。
歯学部5年生。近いうち歯医者様と尊敬される方です。目標の2つ立派です。患者様に愛される歯医者様へ。ありがとうございました。


次の方は韓国語の勉強をなさっている方で韓国へ旅行されて今まで一番温かさを感じた旅行だったなどの報告です。

○九月は大学の友人5人で韓国旅行へ行きました。日韓関係が悪く情勢の悪い中でしたが韓国語を学ぶ者のとしてメディアに左右されず実際に自分の目で見ておくべきだと思い訪韓しました。少し緊張しましたが今まで一番人の温かさを感じた旅になりました。まず韓国に到着してすぐにサムギョプサルを食べに行ったのですが、こまめに水をくれたり、せっかく旅行に来てくれたからとサービスまでして下さいました。また道沿いでトッポギを売っていたおばあちゃんは笑顔が素敵で一緒に写真まで撮って下さりハグまでして下さいました。今回韓国に来て良かったなぁと心から思い、前よりもっと韓国を好きになりました。また友人と共に美味しい物を食べショッピングしたり写真を撮り、思い出を共有でき心の底から楽しむことが出来ました。そしてゼミのメンバーで指宿にも旅行に行きました。卒論合宿で、みんなの卒論についてディスカッションし意見交換は本当に有意義な時間を過ごすことが出来ました。また近くにある知杯が島に行き写真を撮り夜はゲームをし本当に楽しかったです。大学生最後の夏は本当に友人に恵まれた時間を過ごすことが出来ました。

とおっしゃっておられます。
私として韓国との政治的なことはノーコメントです。親切にして下さったお店の方には有難いことです。卒論合宿で皆さんとの旅行は大きい効果をお喜び申上げます。友情は素晴らしい私も勉強させて頂きました。ありがとうございました。


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